結婚相手や彼氏が調理師・飲食店勤務だと幸せになれない理由4選

飲食業界
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現在あなたは料理や接客が大好きで飲食で歩んでいくという意気込みの”結婚相手”や”彼氏”とお付き合いをされているのではないでしょうか?

筆者の経験談からそんな彼氏を持つと幸せになる可能性が低いことを説明していきます。

一言でいえば”苦労をする”可能性が高いという事です。

しかし、あなたが調理師の彼氏を論理的に説得し背中を一押ししてあげれば必ず良い方向へ進むと確信しています。

現在の状況

現在彼氏がお勤めの飲食店はどのような労働環境でしょうか。

経験者の私が推測するに下記の項目が当てはまるのではないでしょうか。

朝から晩まで働いている(平気で14時間以上)

所得が低い

休みの日でも疲れていて旅行さえ行けていない

◇年間20日間の有休休暇が取れていない または、年間5日間すらままならない

◇残業代が固定残業代制度を設けており、みなし残業がひどい

上記の労働環境であったとしても彼氏は夢を熱く語り、将来お店を持つんだ、店舗拡大の為に責任ある役職となるから仕方がないなどと言って全く聞き耳を持たない状態だと思います。

もしくはあたなも将来は彼氏と一緒に事業を起こしお店を経営する為に固い決意をしている!とお考えの場合もあるかと思います。

独立に関しては筆者はテーマのような反対意見は言わないですし、むしろ応援したいと思っています。

お二人の間でしっかりと話し合いが出来て将来像をイメージされてるのであれば問題ありません。

私が問題としているのは、彼氏が今のブラック職場で当たり前のように考えもなく働いている事です。

彼氏がつぎのような性格であれば、あなたの一押しが非常に重要となってきます。

筆者
筆者

気づきを与えてあげることって、大事なんだ。

責任感があってまじめな人ほど、これしかないっ!

という意識になってるよ。

  • まじめで責任感がある
  • 将来自分たちのお店を持つイメージ、または決意が出来ていない
  • なんとなく飲食に従事している
  • 仕事の愚痴が多い                                    

幸せになれない理由

幸せになれない理由
  • 所得が不安定
  • 退職金のない可能性が高い
  • 子育てがすべて奥さん任せ
  • 孤立

具体的に見ていきましょう。

所得が不安定

コロナ過を覚えているでしょうか。

すべての飲食店が窮地に追いやられ職を失い、くいっぱぐれのない手に職と言われた料理人たちも様々な仕事をして生活を繋いでいました。

食べる業界は、増税に伴う集客減、飲酒運転罰則の強化に伴う高利益であるアルコール提供の制限、物価高騰に伴う単価UPなど世界的なウイルス流行だけでなく外的要因で大きく左右されます。

今までは”食の業界”というものは、景気に左右されないというのが定説でしたが、必ずしもすべてそうではないという事がはっきりとわかりました

そして大前提として飲食業界の所得が低いというのが大きな理由です。

下記表は引用したものですが、サービス業、小売、外食業界は低い水準というのがわかるかと思います。

業種分類平均年収
全体男性女性
金融469万円572万円394万円
メーカー466万円506万円381万円
総合商社464万円525万円374万円
IT/通信446万円478万円393万円
建設/プラント/不動産432万円470万円364万円
専門商社424万円468万円361万円
インターネット/広告/メディア423万円469万円381万円
メディカル408万円499万円354万円
サービス377万円419万円335万円
小売/外食359万円400万円317万円

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退職金のない可能性が高い

大手外食店であればこの不安はないかと思いますが、およそ65%の割合で退職金制度自体が設置されていません。

その為には個人で貯蓄をする、iDeCo制度、新NISA制度を使い将来の生活を考えていく必要があります。

中小企業における退職金制度の導入状況(参考資料より一部抜粋)

退職金あり退職金なし
産業全体71.5%28.3%
飲食店業・宿泊業34.7%65.3%
情報通信業64.0%36.0%
生活関連サービス業・娯楽業60.6%39.4%
医療・福祉44.2%55.8%
ほかに分類されないサービス業73.8%26.2%

※参考:東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)第7表 退職金制度

※飲食店業・宿泊業は10~99人規模、情報通信業は30~299人規模、生活関連サービス業・娯楽業は10~99人規模、医療・福祉は10~99人規模、ほかに分類されないサービス業は10~99人規模を対象に調査

産業全体の制度導入率が71.5%であることを踏まえると、飲食店業および宿泊業の導入率はかなり低いと考えられます。

飲食店業・宿泊業(ホテルなど)の一般的な退職金制度の相場について解説 | はぐくみ企業年金ナビ (bpcom.jp)より引用

子育てがすべて奥さん任せ

将来好きな人との間に子供を授かりたいと思うのは自然なことでしょう。

今の時代、夫が育休を取得するのは普通の事となりました。

しかし、飲食業界は慢性的な人手不足により週休二日制がほとんどで、(※完全週休二日制ではない)現実的には1週間に1日、1か月で5日程という彼氏がほとんどではないでしょうか。

そんな状況であれば、臨月時期で既に不安がいっぱいになってしまいます。

夫は休みが取れない、急な対応が取れないとなったら両親と3人、または最悪の場合1人で出産に挑まなくてはなりません。

仮に出産時期をなんとか両親とあなたで乗り越えたとしても、子育てはここからがもっと大変です。

夜泣きで眠れないのに夫が帰ってくるのは夜10時頃…疲れているといって隣で爆睡

たまの休みは公園に連れて行ってはくれるがすぐに体力消耗し午後にはふとんをかぶり体力チャージ…

入園式、お遊戯会、運動会、PTA会合、参観日出席、卒業式など夫婦で一緒にする事は思っている以上に沢山あります。

そんな行事をあなた1人でやり遂げる自信がありますか?

筆者は大げさに言っているわけではありません。実際に同僚で沢山そんな家庭を見てきました。

2024年現在、以前から幼稚園のイベントにはフル参加していますがパパ参加率はざっと7割です。お父さんだけ来られている場合もあるほどです。

労働環境が改善され、子育てを一緒になってがんばるという風潮になってきました。

下記は業種別、有給休暇取得取得率を記した引用データです、参考にして下さい。

2022年調査について産業別にみると「複合サービス業」が72.4%と最も高く、次いで「電気・ガス・熱供給・水道業」が71.4%、「情報通信業」が63.2%などとなっている。一方、「宿泊業,飲食サービス業」が44.3%と最も低く、「卸売業,小売業」49.5%、「教育,学習支援業」50.1%などとなっている。2017年調査と比較するとほとんどの産業で取得率は増加しており、とくに「建設業」(2017年調査38.0%、2022年調査53.2%)、「卸売業,小売業」(同34.9%、同49.5%)、「生活関連サービス業,娯楽業」(同38.9%、同53.2%)、「教育,学習支援業」(同37.2%、同50.1%)で5年前からの増加の幅が大きくなっている(図2)。

図2:産業別年次有給休暇の取得率
画像:図2

年次有給休暇の取得率 ―令和4年就労条件総合調査の結果から―(ちょっと気になるデータ:ビジネス・レーバー・トレンド 2023年1・2月号)|労働政策研究・研修機構(JILPT)より引用

孤立

あなたが、社交的で明るくて正社員として従事しているのであれば問題はないかと思います。

そうでなければ前述した通り彼氏は休みも少なく、帰宅時間も遅いのですれ違いが起こります

やるべきことや細かなスケジュールはLINEでやり取りする場合も少なくありません。

結婚をして夫婦間でこのような環境となればすごく孤独を感じてしまいます。

課題

飲食を続けている人は熱意があり、プライドを持って仕事をされている場合がほとんどです。

今現在、体力的な心配がないだけであり本人は潜在的には将来の不安を抱えているはずですので、あなたがそのきっかけを作ってあげてはどうでしょうか?

彼氏は、ただ単純”考える時間”と”決断力がない”だけです。

お二人で将来の生活について腹を割って話すことで、彼氏の心の課題を整理させ背中を押してみましょう。

転職を勧める

別記事にも書いていますが、筆者は妻に救われた経験があります。

筆者は妻の一言で転職(食品関連会社)を成功し現在は年収520万円、完全週休二日、土日祝日休み、長期休暇あり、有給年間20日間取得と昔の職場では考えられないほど良い環境で働いています。

この記事を読んで今一度、今の彼氏が本当に好きなのか。を心の中で確認して下さい。

好きであれば、よりよい幸せの方向へ進むのは当然の事。

まずは、私の成功事例を引き合いに出して本気で話し合ってください。

別れる決断をする

あなたは幸せになる権利があります。

筆者の料理人先輩夫婦の話ですが、なんとか夫婦生活を続けていました。

しかし生活スタイルが違いすぎて、すれ違いが多くなり結局別れてしまいました。

息子が4歳の頃別れたらしいのですが、毎日こどもの寝顔しか見てなかった

こどものお世話はすべて奥さんがやってくれていたと話してくれていました。

先輩は、明るく相手の事を思う事が出来る大人だったのに、従事する仕事がそのきっかけを作ったと思わざるを得ません。

大事な事は、早い段階で判断することです。

長く付き合っていると情が生まれ抜け出せなくなるのでご注意が必要です。

女性の会費が安い場合が多いマッチングアプリも多くあります、まだ使ったことがない方は活用してみてはどうでしょうか。

筆者の時代はコンパでの出会いが一番多かったのですが、2024年現在はマッチングアプリでの出会いが6割を占めているという事です。

実際会社の後輩5人すべてマッチングアプリで結婚しています。時代は変わるものですね!

最後に

しっかりと将来の事を話し合い、決めていく事が大事です。

筆者の経験があなたの決断の参考となれば嬉しいです。

★飲食従事者の彼氏、旦那とは苦労する可能性が高い

★幸せになれない理由を理解して、決断する事 ①転職 ②別れる

こちらの記事も是非参考にして下さい。

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