料理人の旦那・彼氏が転職し生活が一変!!背中を押した妻の言葉とは

飲食業界
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筆者は26歳の時イタリア料理人から転職成功し、食品関係の会社に勤める勤続15年以上の40代おじさんです。25歳で結婚し、妻は約1年間料理人の妻として私を支えてくれました。そんな妻が新婚生活で感じた料理人の妻として思ったことをじっくりと聞き取りし、記事にしています。

この記事を読むことで飲食店、専門料理店、または小売業で働く夫を持つ奥さんの悩みが解決出来ます。悩みを解決することで筆者のように今の生活よりもっと充実した生活を送ることが出来ます。

筆者(作:次男)
筆者(作:次男)

今でも週末には生生地から作る、手作りPIZZZAを作っているよ!

筆者(作:次男)
筆者(作:次男)

ここからはわたくし、妻が説明してきます

夫の経歴(筆者)

【最終学歴は料理専門学校】地元を離れ18歳から料理の専門学校を経て5年間大阪市でイタリア料理コックまたはサービスとして働く。退職し2年間現地イタリアに料理&語学留学で単身修行。帰国後数か月地元イタリア料理に勤務して26歳の時に転職し今に至る。

妻の経歴

【最終学歴は高校卒業】地元を離れ22歳で神戸市の矯正下着専門店で働く、その後体調を崩し24歳で地元に帰り、有名ボイラーメーカー事務員として勤務。料理人の筆者と出会い25歳で結婚し3人の子供を授かり今に至る。

結婚前

共通の友人に紹介され付き合い始めた私達ですが、もともとイタリア文化が大好きで当時彼はイタリア修行から帰国したばかりですごく輝いていましたし自信に満ち溢れた印象でした。レストラン勤務という事もありますが、食べる事が大好きで”食”を中心としていろいろなところにデートに行きました。若かった事もあってか彼の年収休み事情もざっくりとしか認識していなくて、私自身もなんの根拠もなく将来一緒にお店を出したいと意気込んでいました(笑)給料が少なければ私が働けばいいという楽観的な思いもあり、正直なんとかなると思っていました。

新婚生活

無事結婚式が終わり、いよいよ新婚生活がスタートしました。想像していた結婚生活とは大きなずれがあったのを覚えています。夫は当時、町のレストランで勤務しておりいろいろ大変な時期だったという事もありますが…朝も早く夜遅く帰宅するという毎日でした。

ほとんど家にいない

朝8時に自宅を出て、帰ってくるのが夜の23時前。2人で話す時間は11時~翌1時までの約2時間程度しかなく彼が疲れた時にはお風呂に入って寝るだけという生活が数か月続きました。

お給料が安い

月給の総支給が27万円で年収は330万円程でした。付き合う前はほとんど聞いた事がなかったのでびっくりしましたし、私が結婚する前に勤めていた事務職と比較しても同等の金額でした。もちろん事務職でしたので8時~17勤務でしたし、労働時間は全く違います

公的保険料が高い

夫は、社会保険ではなく国民健康保険での加入となっており、国民健康保険は扶養制度がない為私個人で国民健康保険に加入する必要がありました。保険料は全額負担となり(※社会保険料は事業者と半分ずつ負担)負担も大きかったので無駄に怪我をしないよう、体調を崩さないようにととにかく病院にいかないようにしていました(笑)   詳しくは引用したリンクをご確認下さい。

国民健康保険には、出産手当金がない

出産手当金」とは、出産によって労働ができない期間中一定金額の給付を受け取れる制度です。社会保険加入者であれば適用できますが、国民健康保険加入者には用意されていません。被保険者または扶養者が出産した場合、一児につき42万円が支給される「出産育児一時金」は国民健康保険にも適用されます。

国民健康保険には、傷病手当金がない

傷病手当金」は、病気やけがによって労働ができない場合に一定金額の給付を受け取れるという保障内容であり、こちらも国民健康保険にはない制度です。しかし、コロナウイルス感染症関連の手当など、国民健康保険でも例外的に設けられるケースもあります。

国民健康保険と社会保険の違いとは?保険料負担や保障内容を比較して解説 | 労務SEARCH (officestation.jp)

休みは疲れている

新婚当初、夫は頑張って外に出てくれていましたが次第に体が疲れているせいで午前中家にいる事が多くなりました。連休もほとんどない為、旅行に行ったのは確か年末年始の料金が高い時期1回だけだと記憶しています。

将来への不安

料理を生業にした方とお付き合いをした事がなかったのでこれが普通なのかなと最初は思っていましたがさすがに数か月この状態が続くとこれからの生活に不安を抱いてきました。

子供

大好きな夫との間に子供が欲しいと思うのは普通の事だと思います。しかし、この状況では子供を授かった後の不安というよりも、その前の授かることさえ出来ない環境です。当時、泣きながら夫に訴えました。

安定した暮らし

休みが不規則、休みの日は疲れて何も出来ない、お給料は安いという現実を目の当たりにするとそこまで我慢する必要があるのかと感じるようになってきました。確かに、当初”私が働けばいいかな”と思っていました。パートやアルバイトで働いたら一定の金額は得る事が出来るかもしれません。

新婚当初からアルバイトに出て働くことは、結婚生活の本質からズレていると感じました。”私が働けばいい”と思っていたのは確かですが、やはり理想の結婚生活を夢見てしまいます。

もし、運よく子供を授かり、アルバイトで仕事をしていくとしても子供に寂しい想いをさせてしまうのは間違いないですし、夫の体も心配です。母親は子供が3歳まではそばにいてあげないといけないという事に勝手ながら確信を持っていますし、高齢である両親の事を考えれば両親の応援は極力さけたいと思っています。

旦那(彼氏)転職を決意

連日、夫と不安な想いがある事を真剣に話し合いました。夫も現状を続けると体を壊してしまう。子供が授からず幸せな生活が出来ない。と考えてくれていました。

固い決意を2人で交わし、今のイタリアレストランを辞め違う職種に就くことを決めてくれました。私たちの場合、大手の回転寿司屋さん、地元のうどんチェーン、全国展開のファミレスなど同業の転職も考えたのですが生活安定という事を軸にした場合少し不安要素がありました。夫が大好きな”食”が関係する他業種を探すことにして見事、転職エージェント登録後2か月後に転職成功させました!

自己分析を徹底して頂き、夫の本人すら気づいていない魅力を発見し、可能性を広げて頂き自信をもって面談へと進むことが出来ました。3社受けて2社受かり現在の会社に決めました。

夫曰く今までイタリア料理店(または飲食店)でしか働いた事がなく他業種への転職はかなり不安があったみたいです。しかし、夫も以前より土日祝が休みたい、スーツを着て仕事をしてみたい、営業って出来るかな?みたいな事を言っていたので相性は良かったのかなと思います。裏表のない性格、明るくておしゃべりもそこそこ出来たのがポイント高かったのかなと、妻としては思ってます(笑)

転職後

転職により今までの不安要素はすべて解決しました。下の通りですが、レストラン勤務と180度違う労働環境です。しかも、夫の好きな”食”に関する仕事ですので今までのスキルが十分に生かされ発揮しました。表情も変わり、順調に出世して今ではグループのリーダーという立ち位置です。

転職後の変化

◇労働時間8:30~17:30完全週休二日制 有休取得年間20日間(勤続年数による)

◇年収は520万円

◇社会保険加入で保険料負担が会社折半で負担軽減 配偶者(妻)が扶養対象へ

◇妻は専業主婦

◇3人子供を授かり 夫と子供たちは週末必ず公園おでかけ、妻の自由時間も捻出

◇週末3食×2日 は、必ず夫が美味しい料理を作る

◇有給休暇を使って学校行事に積極的参加して妻の負担軽減

数えきれないほど、良い方へ向かっていきました。

妻

あなたの背中を押せて良かったです。以上、妻からでした(笑)

筆者(作:次男)
筆者(作:次男)

感謝しかありません!!

最後に

将来自らの店を持って起業するんだ、妻と一緒に開業するんだという強い意志のある方は必要はないと思います。がんばっている方を否定はしませんし、むしろ応援したいくらいです。

しかし、筆者がお伝えしたいのは無理をしてでもその仕事を続ける必要がありますか?という問いです。何を一番大事にするべきか今一度考える必要があります。

飲食関係(小売業、専門レストラン、焼き肉、居酒屋、大手チェーン店)で働く彼氏や旦那さんを持つパートナーは多いかと思います。筆者はたまたま押しの強い妻がいてくれたおかげで人生を変える事が出来ました。飲食に従事している方は特に真面目で責任感がある方が多いんです。私しかいないからやらないといけない、他に誰もいないから、と言っていたらすでに要注意です。本人は目の前の事で精一杯ですので、すべて自分が悪いと思っています。

周りが見えていない彼や旦那さんを気づかせてあげるのは一番近い存在であるあなたしかいません。

日本のすべての飲食業界の待遇が良くなり、働きやすい環境となる事を切に願っています。

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