調理師免許を取得したのはいいけど、ブラックな企業には就職したくないと考えている人はたくさんいらっしゃると思います。
この記事を読むことで、ホワイト企業の探し方がわかり、大好きな料理をしながら労働環境がしっかりとした職場を探すことが出来ます。
イタリア料理留学2年を含む7年間イタリアンで調理師として働いた筆者が『ホワイト企業の探し方』をわかりやすく解説していますので是非参考にして下さい。
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調理師免許を活かしてホワイト企業に転職する方法
(作:次男)
自分ひとりで探すとなるとかなり時間を要するんだ。
無料のエージェントを使う方法が効率的だよ。
調理師
『エージェント』ってよくわからないです💦💦💦
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、転職を考えている人と求人を出している企業をつなぐサービスです。
エージェントは求職者のスキルや経験を理解し、適切な企業を紹介します。また、履歴書の作成や面接のアドバイスなども提供します。
求職者にとっては自分に合った仕事を見つけやすく、企業にとっては適切な人材を効率的に採用できるメリットがあります。
転職活動をサポートするプロフェッショナルとして、多くの人が利用しています。
転職エージェントは無料で登録し採用までサポート
逆求人サイトを活用する
逆求人サイトは、求職者が自分のプロフィールやスキルを登録し、企業からオファーを受ける形の求人サービスです。
通常の求人サイトとは逆で、企業が求職者にアプローチします。
これにより、求職者は自分の希望に合う企業と出会いやすくなり、企業は効率的に適した人材を見つけることができます。
時間と労力を節約しながら、より良いマッチングが実現します。
時間のない調理師にとっては非常に効率がいい方法と言えます。
企業が逆求人に注目している理由…近年「売り手市場」だから。以前は、企業が説明会や求人広告を出せば、たくさんの人が応募してきましたが、今は企業同士で人材の取り合いが激しく、求人広告を出すだけでは十分な応募が集まりません。そこで、企業は自分から積極的に人材にアプローチする必要があり、その方法として逆求人が注目されています。
逆求人サイトも無料で登録可能で気軽に登録できる
リファラル採用を活用する
リファラル採用は、社員の紹介によって新しい社員を採用する方法です。
社員が自分の知り合いや友人を会社に推薦し、その人が採用される仕組みです。
この方法は、信頼できる人材を集めやすく、企業にとって採用コストを削減できる利点があります。また、紹介者の評価があるため、入社後のミスマッチが少なくなる傾向があります。
企業にとっては、優秀な人材を効率的に採用できる方法として注目されています。
例…調理師として居酒屋勤務していたが、ビールメーカー営業員の紹介で同ビール会社へ 中途採用として転職
調理師向けホワイト企業の定義
3年後離職率が30%未満
厚生労働省データ令和2年度を見てみると新卒3年後の離職率は平均31.2%です。
この数字以上であればブラックな企業として見られても仕方がない数字です。
ちなみに一流食品メーカーである『味の素』の3年後離職率は0.0%、つまりひとりも辞めていません。
同じく厚生労働省データで新規大学卒就職者の産業別就職後3年以内の離職率をランキング形式にしました。調理師の多くが就職先としていてい宿泊業・飲食サービス業がダントツの51.4%となっています。
参考資料…産業別では飲食サービス業は51.4%と全体でワースト1位の業態
順位 | 産業 | 平成31年3月卒 | 令和2年3月卒 |
---|---|---|---|
1 | 宿泊業、飲食サービス業 | 49.7% | 51.4% |
2 | サービス業(他に分類されないもの) | 35.6% | 37.3% |
3 | 小売業 | 36.1% | 38.5% |
4 | 卸売業 | 36.1% | 38.5% |
5 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 47.4% | 48.0% |
6 | 教育、学習支援業 | 45.5% | 46.0% |
7 | 不動産業、物品賃貸業 | 32.5% | 31.9% |
8 | 学術研究、専門・技術サービス業 | 36.1% | 35.9% |
9 | 医療、福祉 | 38.6% | 38.8% |
10 | 金融業、保険業 | 25.1% | 26.3% |
11 | 情報通信業 | 27.8% | 27.9% |
12 | 複合サービス事業 | 26.9% | 28.0% |
13 | 郵便業 | 28.0% | 29.6% |
14 | 運輸業 | 25.8% | 28.3% |
15 | 建設業 | 28.6% | 30.1% |
16 | 調査産業計 | 31.5% | 32.3% |
17 | 製造業 | 18.5% | 19.0% |
18 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 20.1% | 13.5% |
19 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 10.6% | 10.5% |
20 | その他 | 54.5% | 48.0% |
飲食業界は51.4%なので、定義30%以下は業界内ではトップクラス
1か月の残業時間が25時間以下
調理師として働く飲食業界の多くは長時間労働がほとんどです。
多くは正社員に対し「固定残業代」を設定しているところが多くあります。
固定残業代は基本給に対し、固定で残業代を支給する代わりに、30~40時間分の残業代を組み込むものですがそれ以上に労働時間が超過している場合がほとんどです。
きちんとした企業は就労規則で明記し超過分は支払われているかもしれませんが、個人経営では難しいと言えます。
時間外労働、休日労働、深夜労働の有無にかかわらず、一定時間分の時間外労働などについて割増賃金を定額で支払う制度が固定残業制度
年間休日数は110日以上
飲食業界に携わる調理師として、年間110日間以上あればホワイト企業と言えます。
ざっくり1年の1/3が休みとなる計算です。
一般企業で言うホワイト企業の年間休日数は120日~130日と言われていますが飲食業界に携わる調理師でいえば110日以上あればある程度納得ができる数字です。
就労規定に明記されているのでしっかりと確認していきましょう。
完全週休2日制、祝日休日、夏季休暇、冬期休暇で計110日以上
有給休暇取得率が60%以上
ある企業が経営するレストランで、調理師として入社して3年が経った4年目の取得率を計算してみましょう。
- 有給取得日数合計は5日間だった
- 有給付与日数14日間(※下記事項参照)
この場合、有給休暇取得率は35.71%となります。飲食業界であれば、この数字はおどろくことではありません。
このレストランでいうと有給休暇取得率60%を達成するには、年間9日の有給取得日数が必要となるということです。
有給休暇付与日数のルール
付与日数については法律で決まっていますので改めて確認をしていきましょう。
まず、有給休暇の取得率の低さから年に5日間取得が義務化されました。
企業側は法令順守にもとづき、労働者の有給休暇付与日数、取得日を正確に管理、把握して厳守することが求められます。
年次有給休暇は下記の2つの条件を満たすすべての労働者に付与されます。
正社員においての有給休暇付与日数は、勤続年数によって増えていきます。
契約社員などの有期雇用労働者も以下のルールに沿って計算します。
継続勤務年数 | 付与日数 |
---|---|
半年 | 10日 |
1年半 | 11日 |
2年半 | 12日 |
3年半 | 14日 |
4年半 | 16日 |
5年半 | 18日 |
6年半以上 | 20日 |
最大付与日数は6年半以上の20日間でこれ以上は増えません。
有給休暇付与日数と取得日数は必ず✅すること
福利厚生が充実
上記内容はもちろんですが、育児支援や介護支援、フレックスタイム制度、在宅勤務手当なども提供されているホワイト企業もあります。
さらに、住宅手当、通勤手当、健康診断補助、社員食堂の利用、資格取得費などもあります。
ホワイト企業を選ぶ大きな理由がこの福利厚生の充実ですのでどんな特徴があるか、しっかりとリサーチしてきましょう。
福利厚生は企業によってまちまちなのでより多くの福利厚生がある企業を選ぶ
高利益な企業
売上高が良くても、利益が高い企業でなければ労働者の安定は図れません。
高利益であり売上も右肩上がりの企業が抜きんでたホワイト企業であり狙うべきところです。
下記は2021-2022年業界動向サーチ から引用したものです。
特徴として販売力のあるオンリーワンの自社商品があるというのは大きな要素で、その商品の利益率が高ければおのずと収益は上がってきます。
食品業界 利益率ランキング(2021-2022年)-業界動向サーチ (gyokai-search.com)
調理師の就職先
調理師免許を取得し調理師として就職する人の多くは上記業界を選択します。
一方、より具体的な就業場所を調査した政府統計の総合窓口 でのデータでは、
- 飲食店営業
- 社会福祉施設
- 学校給食
- 病院給食
- 介護老人保健施設
- …
となっており、全体の1/3が飲食業界、半数が施設での給食に就業していることがわかります。
調理師の年収と労働環境
調理師の年収
長時間労働にもかかわらず、給料が低いのが一般的です。
飲食業界の場合、特に駆け出しの若手や新人の給料は低く、経験や年数を積んでも大きくは上がりません。
施設系給食の場合もはじめは給料が低いところが多いですが資格取得などを保有していけば増額は見込めます。また、飲食業界ほど労働環境は悪くないところが多いです。
調理師の平均年収は341万円 月額では25万~30万円が目安
調理師の労働環境
近年人手不足の営業で大きく改善の兆しが見えていますが、未だ10時間以上の勤務をしている調理師は多くいます。
調理師の特性として、料理に真摯に向き合い向上心がありまじめな性格の人が多いです。
作業時間が遅くなって8時間を超えると自らの作業スケジュールが悪いなどと自責の感覚となってしまう傾向があります。意識が高いが故の理由もあるのでマネージャーや管理者の指導が不可欠となります。
食品業界はホワイトなのか
結論から言うと『ホワイト』ではありません。
食品業界という大枠の中ではホワイト企業はまだまだ少ない状況です。
飲食業界(飲食店)
その理由としては飲食業界において言えば、食材原価、人件費、家賃が大きく圧迫しており営業利益率は10%前後とかなり少ない数字と言えます。
利益が少ない状態の経営となるので、労働環境が悪くなるという構図です。
飲食店の利益率は何%?原価率もあわせて解説! | 飲食店専門No.1を目指す「Credo税理士法人」 (credo-tax.com)
食品メーカー
飲食業界は利益率の低い場合が多いですが、食品メーカーはそうでもありません。
日本には一流の食品メーカーはたくさんあります。上場している企業または有名な企業だけでなくしっかりとリサーチをすればホワイト企業は見つけることが出来ます。
具体的な食品メーカーをリサーチしてみましょう。
食品業界のホワイト企業ランキング
キャリコネさんが独自の採点で総合的に判断されているのが下記のランキングとなります。
順位 | 企業名 |
1位 | 日本たばこ産業株式会社 (JT) |
2位 | 味の素株式会社 |
3位 | 麒麟麦酒株式会社 |
4位 | アサヒビール株式会社 |
5位 | 森永乳業株式会社 |
6位 | 株式会社明治 |
7位 | 株式会社ヤクルト本社 |
8位 | 山崎製パン株式会社 |
9位 | 株式会社伊藤園 |
10位 | 株式会社ロック・フィールド |
食品業界のホワイト企業の見分け方
就活または転職エージェントに優良企業を紹介してもらう
ホワイト企業を探す方法として、いちばん手間を掛けずに出来るのがエージェントを使う方法です。
高校、短期大学、専門学校、大学を卒業する前に学校が就職活動の応援をしてくれる傍ら自らエージェントに依頼すると幅広い方面でアプローチができて可能性が広がります。
たくさんのエージェントへ依頼するのではなく、2~3社程度で依頼登録をしておきましょう。
逆求人サイトで優良企業からのスカウトを待つ
就活ならOfferBox=オファーボックスは、企業から直接オファーが届く無料の就活サイトです。
学生はプロフィールを登録し、企業がそれを見て興味を持つとオファーが送られます。自己分析ツールや適性診断も無料で利用できて、多くの企業が優秀な人勢を求めて登録しています。
スカウト型とも呼ばれていて本人のモチベーションにもつながりますし気軽なのもおすすめな理由です。
就職四季報を熟読する
就職四季報は、東洋経済新聞社が発行する就職活動用のデータブックです。
企業から掲載料を受け取らず、中立的な立場で作成され、企業研究に役立つ情報が満載なのがいいところです。
年収、離職率、有休、残業などの詳細が掲載され、企業の業績や採用プロセスも把握できます。
独自調査で収集した5,000社以上の情報から、編集部が厳選した約1,300社の詳細データを掲載していますし、働きやすさや女性活躍版、優良・中堅企業版など多様なラインナップも用意されています。
OpenWork を活用する
OpenWork は企業の内部情報を提供する口コミサイトで、元従業員や現役社員が実際の職場環境や給与、福利厚生、キャリアの成長機会などを匿名でレビューします。
求職者や転職希望者にとって、企業のリアルな働き方や文化を理解するための重要な情報源となります。信頼性と透明性を重視した情報提供が特徴です。
調理師がホワイト企業に入る為の準備
調理師がホワイト企業に入る方法は紹介しました。
その前に自分ができる範囲で、準備をしておきましょう。
在職中にできることをしっかりと進めホワイト企業へ確実に就職することが出来る確率を上げていきます。
自分の強みを理解する
学生時代は間違った問題、わからないことがあればやり直し修正していく手順でしたが、社会人になれば弱みを直しよりも徹底的に強みを伸ばした方がキャリアアップしやすいです。
例えば、調理技術はそこそこ出来るけれど他のひとよりも早くない。
でも、新しいメニューを考えることは好きだし、楽しいし、実際に出来ていて他のひとよりも自信がある。周りの評価も同じであればその『発想力』を最大限活かす方法を考えましょう。
中途半場ではだめです。
ランチ、ディナー、デザート、子供向け、大人向け、年配向けなど商品化するメニューは分解していくとかなり多いことがわかります。
その発想力をみて周りのひとが白旗を上げるくらい徹底的に積み上げて自分を磨いていくんです。
そうすると転職を考えた時に、それがあなたの強みで最大の武器となっているでしょう。
調理師資格プラスアルファ
調理の現場を経験し、調理資格を取得している調理師は既にホワイト企業に入る為の武器を備えています。しかし、ホワイト企業に入る為にはプラスアルファの『資格』が必要です。
例えば、異業種の営業職への転職を検討しているのであれば下記の資格が武器になります。
- 食品営業職の場合…食品表示検定、惣菜管理士
- 不動産業界の場合…宅地建物取引士、不動産実務検定
- 保険業界の場合…保険募集人、ファイナンシャルプランナー(FP)
- 業界全般では…普通自動車免許、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、営業士 ITパスポート、ビジネス実務法務検定、普通自動車免許
転職を検討している業種に絞って更に資格を取得することで熱意とスキルの厚みが加わります。
別記事で詳しく説明しているので参考にして下さい。
深堀取材
ネット上にはないリアルな情報を得るためにより深堀した取材をしています。
今回は『調理師免許を活かしてホワイト企業に就職した人』に伺ってきました。
なるべく取材した相手の言葉で記すようにしています。
38歳
私の場合、調理師から介護職へ転職しました
ホワイト企業に入れた方法を教えてください
調理師を辞めて大阪から地元に帰郷する際、転職エージェントの登録をしたのと、介護職の友人から紹介を2~3件聞いていました。
全て目を通したのですが結局エージェントと友人が紹介してくれるところが一緒だったこともあり、お願いした手前友人紹介から今の施設に入りました。
エージェントが紹介する事業所と友人が紹介する事業所が一致したのが大きな理由です。
何が変わりましたか?
今まで10時間は仕事していて手取りが25万程でした。今は夜勤があるので労働時間はまちまちです。
でも手取りで30万くらいはあります。日勤と夜勤があるので少ししんどい時はありますが夜勤の場合は基本見回りと待機なので大きなストレスもなく仮眠も出来るので問題ありません。
今の施設は人数が充実していてシフト管理がちゃんとしているので休みや予定が立てやすいです。なので家族での予定が立てやすく旅行も年に2回は行けています。
調理師免許は採用の要因になったのですか?
面接時、評価はされたと思います。
しかし今の仕事は介護職で、調理の仕事には就いていません。
私の希望職種というのが理由ですが、いつでも調理応援ができる、また調理の異動ができるというのは施設側からしてもメリットがあると聞きました。都合がいい人材と思われたのかもしれません(笑)
ホワイト企業を探している調理師さんにメッセージをお願いします。
私の場合は結果、調理の仕事はしていませんが満足しています。
ホワイト企業は人によっていろいろでしょうし本人が決めることだと思います。
私は、日本料理店で働いていた時に転職活動をしていて早い段階で動いていたのが良かったのかなと。
40歳
私の場合、フランス料理から食品メーカー営業に転職しました。
ホワイト企業に入れた方法を教えてください
運が良かっただけだと思います。
ハローワークに行ってとんとん拍子に採用となりました。高校の時に簿記、電卓、情報処理検定を幾つか持っていたのが理由だと聞きましたが、元調理師だったというのは一番大きな理由でした。
採用を決めた支店長にあとからきいたら中途採用で元調理師が初めてだったし、調理知識があるので即戦力として考えたと言われました。
周りの社員はみんな公立大学出身者が多く、私だけ専門学校卒業です。
何が変わりましたか?
給与、待遇、家族との生活がすべて変わりました。
給与はざっくりとしか言えないですが、年収で280万→580万です。
いままで有給取得という概念すらなかったので単純に年間で倍以上休んでいると思います。
調理師免許は採用の要因になったのですか?
なりました。
面接時に取り組んだことや業務内容を説明したのですが、相手は興味深々で聞いてくれました。
入社してから気づいたのですが他の社員はバイトで飲食経験した程度で食品メーカーとしては知識が浅いなと個人的には感じました。そういった意味では調理師はかなり有利に働くと思います。
ホワイト企業を探している調理師さんにメッセージをお願いします。
私の場合は、時間があったのでハローワーク1択でした。そして、1企業応募でたまたま採用となりました。かなりレアなケースなので、もっと早い段階で活動しておいた方がいいと思います。
調理師免許と経験だけでは難しいと思います。
採用となる為には目的の業界の資格を取ったり、企業の情報収集をしたりとそれなりの準備は必要と思います。
調理師免許を活かしてホワイト企業に転職する方法 まとめ
ホワイト企業へ就職する為にはしっかりとしたリサーチが必要です。
やみくもに有名な食品メーカーだから、全国展開している飲食大手チェーンだからといって判断してはいけません。
企業サイトを入念にチェック、エージェントを活用、口コミサイトを活用、先述した福利厚生などを確認していきましょう。
ひとりでも多くの調理師がホワイト企業に就業することを『しょく選び.com』は願って願っています。
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