- 業界用語はある程度知っておきたい
- 面接でスムーズに話したい
- 予習をして即戦力になりたい
食品メーカーへの就職・転職を考えているなら、ライバルと差をつけたいよね?
業界用語を知っているのと知らないのでは面接官の印象はかなり違うんだ。
食品メーカーで働くぼくが、ほんとうに必要な業界用語だけを選んで紹介するよ。
よく使う用語から並べているけど
部分的に知りたい方は目次から選んでね!

食品メーカー
志望
初めまして、NOBUさん。よろしくお願いします!

まかせてね!目次からも探せるよ。
そのあとにぼくの紹介と経歴を載せてるよ。
目次

- 18歳大手○調理師専門学校
学校で学びながら、夕方~夜イタリアンでバイト 3人の住み込み生活を1年間
その後同系列店などでホール接客や副料理長として勤務
- 24歳イタリア料理留学
トスカーナを皮切りにに学生ビザ更新を経てちょうど2年間 10店舗以上経験
- 26歳帰国後 地元イタリアンへ就職
特化型エージェントを利用
8か月で退社
- 27歳食品メーカーへ転職成功
転職エージェントを利用し1発採用
- 29歳結婚
のちにマイホーム建設
- 現在勤務継続 課長クラス
完全週休2日制・有給休暇100%取得・福利厚生充実・国内外社員旅行あり

ぼくはこの2社で調理師から食品メーカーに転職できた。
リクルートエージェントとASSIGNを利用すれば可能性が大きく広がるよ。
ぼくが最も信頼する2社。
特に「ASSIGN」は20代に手厚いんだ。
おすすめ2社エージェントの特徴
リクルートエージェント | ASSIGN(アサイン) | |
異業種へのサポート | ◎ | ◎ |
支援実績 | 業界NO.1 | ※年間総合MVPを受賞 |
転職後 | 内定後のフォローあり | 長期的なサポートあり |
※ビズリーチ主催JAPAN HEADHUNTER AWARDSにて、4600名の中で最も優れた結果を残したエージェントに選ばれた。


はじめに
転職を成功させるためにもっとも重要なのが「面接」
その重要な場面で
サラッと業界用語を口に出せる人は、面接官にかなりの好印象を与えるんだ。
相手に予習をしているという本気度と、
期待感を持たせることができる。
面接で自然に使える1フレーズも添えてるから是非実践してみてね!
SKU(エスケーユー)
ストック・キーピング・ユニットの略で、在庫管理において最小の管理単位ってこと。
商品ごとの量目単位を表している。
使い方は
- このエビは3SKU(100g、200g、300g)で売っていこう
- この商品のSKUは多いね
- もっとSKUを増やせば売れるんじゃないかな
「SKU」エスケーユーという単語は知っているけど、
正式名称まで理解している人は意外に少ないんじゃないかな。

食品メーカー
志望
1商品の量を変えて販売しているってことですね

そうだね、SKUが少ない。多い。と表現するよ。
フェイス

店頭の棚に商品を陳列する際の「前面の見え方」で、
商品棚に並んだ時の商品の列の数を「フェイス数」と呼んでいるんだ。
「1フェイス」だと商品は棚に一列で並んでいて、「2フェイス」だと棚に同じ商品が隣り合わせで2列で並んでいるということだね。
SKUと少し似ているけど、違いを把握しておこう。
- SKU→商品の量目
- フェイス→商品の列の数
POSデータ
POS(Point of Sale)ポスは、「販売時点情報管理システム」のこと。
レジで商品が売れた瞬間のデータを記録・分析する仕組みなんだ。
- 売上の記録
- 在庫管理がしやすい
- 売れ筋商品が分かる
- ロス削減(食品ロス対策)
こういった反省や取り組みをする上で必要となるシステム。
食品メーカーとしてはこのPOSデータを切り口に商談をすることが多いよ。
お客さんであるスーパーから購入するんだけど、なかには公開していないスーパーもある。
面接で使える一言例文…
POSデータの分析が得意なので、お客様の課題を共有して提案することが出来ます。
リベート
メーカーが食品小売店に取引額に応じて支払う割戻金。
食品業界にはいまだに取り決めしている小売店がたくさんあるんだ。
リベート計算方法
食品メーカー側はリベートを含めた金額を見積に反映させるのが一般的。
リベートを含めた価格を上乗せするってことだね。
例えば、
リベート契約が8%と仮定
して考えてみよう。
100円の商品→8%のリベートを上乗せした108.70円を先方に提示するってこと。
〇計算式:100÷0.92=108.695…(※小数点第2位を四捨五入)
ここでよく勘違いしてしまうのが
×計算式:100×1.08=108(または100×8%=8円だから、合わせて108円)
単純に100円に8%を足して108円とすると、
そこから8%のリベートを引いたときに仕入れ価格が100円にならず、計算が合わなくなっちゃう。
メーカー側からすればマイナスになるってこと。
〇計算式:108.7円→差し引かれた時108.7×0.92=100.004円
×計算式:108円→差し引かれた時108×0.92=99.36円
つまり、リベートを引いた後に100円になるように逆算する必要があるから、
「100 ÷ 0.92」で計算するのが正しい方法なんだ。
結構理解できていない人もいるから、理解しておこう!

食品メーカー
志望
大きな金額になるとかなりマイナスになってしまいますね…

その通り!正しい計算方法を身に着けておいてね。
面接で使える一言例文…
小売業の複雑なリベート制度について自己学習を行い、理解できるようになりました。
この知識を活かして、業務に貢献できると考えています。
リベートの種類
企業によった名称は少し違うけど、分けて設定しています。
これくらいあるんだな。という感じで知っておこう!
リベートの種類 | 説明 |
---|---|
固定リベート | 取引額に関係なく、毎回一定の割合(例:8%)で支払われるリベート。 |
目標達成型リベート | 売上目標や購入目標を達成した場合に支払われるリベート。目標クリア後に追加の割引や返金が適用される。 |
センターフィー | 流通業者の物流センターを利用することに対して支払われる費用。実質的にリベートとして扱われることもある。 |
拡販協力金 | 商品の販売促進のために支払われる費用。新商品やキャンペーン商品を積極的に販売してもらうために支払われる。 |
棚代 | 特定の売り場や棚に商品を陳列するために支払われる費用。販売促進のために店舗に支払う金額。 |
リベートの注意点
担当営業マンが企業と約束していたリベートを忘れて、安売りをしまう場合もあるんだ。
8%のリベートを上乗せして商品提示していたけど、バイヤーから
「来月の販促でたくさん使うから価格だしてよ!」
と、依頼があれば売上ほしさにリベートのことを忘れて安く提示してしまう可能性もある。
確認することで防げることだから覚えておこう。
エンド

通路沿いに設置された棚の両端部分、または導線正面の棚のこと。
エンドは新商品や季節商品、トレンドを陳列するからすごく重要な売り場なんだ。
細かいエンドの呼び方はこんなかんじ。
- フロントエンド: レジの向かい側に位置し、重い商品やまとめ買いしやすい商品
- バックエンド: 店舗の奥の通路沿いにあり、精肉売り場や鮮魚売り場の近く
- センターエンド: 店舗内の中央通路沿いに設置
- レジエンド:ガムや飴、小型の飲料など、衝動買いを促す商品を陳列
例えば
「この商品来月にバックエンドでだそうか?!販促物出せる?」
→店の奥の精肉・鮮魚売り場の向かいの棚に来月商品置いてみようか?!目立つPOPある?
という意味。
導線
食品業界の「導線」とは、買い物客が良く通る道のこと。
極論で言えば、
入口から時計回りに買い物をしてレジ会計して出口に出るその〇の動き。
小売業は導線を考えて商品陳列やPOPを準備しているんだ。
例えば、
「あの商品は導線からかなり外れているから売れないんじゃないかな…」
スーパーのバイヤーと商談するときはよく使う言葉だよ。
NET
「NET(ネット)」は、大きくわけて2つの使い方をしている。
NET価格(ネット価格)
問屋さんへ提示する最終的な商品の卸値のこと。
例えば
「結局、うちへのネットはいくらなの?」
ってかんじで、商談時に問屋さんから質問される。
基本的には諸経費や利益、消費税などを含まない原価で提示するよ。
NET重量(正味重量)
「Net Weight(ネット・ウェイト)」の略で、
容器や包装を除いた食品そのものの重量、つまり「正味重量」のこと。
例えば
- NET 500g(正味重量 500グラム)
- NET 1kg(正味重量 1キログラム)
こんな感じで表すんだ。
納価(納品価格)
人や担当部署によって少し意味合いが違うこともあるけど、
基本的には問屋さんがスーパーに納品する価格という意味.
「店着は?(店着価格)」と言われることもあるけど、納価=店着価格はイコールの認識でOK。
ただ問屋さんによってはNET価格とおなじ意味で使われる場合もあるから注意が必要だね。
PBとNB
PB
PBはプライベートブランド商品の略。
たとえば、スーパーやコンビニで「このお店だけのオリジナルのお菓子」や
「特別なカップラーメン」が売られていることがあるよね?
それをPBって言うんだ。
NBの会社が製造し、スーパーやコンビニの名前で販売されることが一般的。
専用商品、特別品と呼ぶ企業もある。
例: セブン-イレブンの「セブンプレミアム」や、イオンの「トップバリュ」
NB
NBはナショナルブランド商品の略。
たくさんのお店で売られている、有名なメーカーの商品。
たとえば、「ポッキー」や「カップヌードル」みたいに、どのスーパーやコンビニに行っても見つかる商品があるよね?
それがNB。
メーカーが作っているから、どこで買っても同じ味なんだ。
例: グリコの「ポッキー」、日清の「カップヌードル」
つまり、PBは「お店オリジナルの商品」
NBは「いろんなお店で売っているメーカーの商品」ってことだね!
面接で使える一言例文…
顧客のニーズ合わせたプライベートブランドを製造されてる御社に魅力を感じています。

ぼくはこの2社で調理師から食品メーカーに転職できた。
リクルートエージェントとASSIGNを利用すれば可能性が大きく広がるよ。
ぼくが最も信頼する2社。
特に「ASSIGN」は20代に手厚いよ。
おすすめ2社エージェントの特徴
リクルートエージェント | ASSIGN(アサイン) | |
異業種へのサポート | ◎ | ◎ |
支援実績 | 業界NO.1 | ※年間総合MVPを受賞 |
転職後 | 内定後のフォローあり | 長期的なサポートあり |
※ビズリーチ主催JAPAN HEADHUNTER AWARDSにて、4600名の中で最も優れた結果を残したエージェントに選ばれた。


値入率
商品を販売する前に設定する指標のこと。
販売するにあたってあれこれ考えて計算するときに使うのが利益率。
計算式は
(販売価格 – 仕入れ原価)÷ 販売価格 × 100
よく間違えちゃうのが「利益率」で一緒と思っている人がいるけど
利益率は、販売後の「実際の利益率」のこと。
値入率は、販売前の「予定利益率」のこと。
項目 | 利益率 | 値入率 |
---|---|---|
定義 | 売上高に対する粗利益の割合 | 販売価格に対する利益の割合 |
計算式 | (売上高 – 売上原価) ÷ 売上高 × 100% | (販売価格 – 仕入れ原価) ÷ 販売価格 × 100% |
使用タイミング | 商品販売後の実績評価時 | 商品販売前の価格設定時 |
考慮点 | 実際の販売状況やロスを反映 | 理論上の利益率で、ロスは未考慮 |
目的 | 実際の収益性の評価 | 価格設定時の利益目標の設定 |

食品メーカー
志望
NOBUさん、この”言葉の違い”って大事なんですか?
どっちでもいいような気もしますが…

ぶっちゃけ気にしていないお客様もいるけど、
意味を知って使うことが大切なんだ。
利益率
実際に商品を販売した後の結果を示す指標のこと。
決算や業績分析のときに使うことが多いんだ。
計算式は
(売上高 – 売上原価)÷ 売上高 × 100
よく間違えちゃうのが「値入率」で一緒と思っている人がいるけど
値入率は、販売前の「予定利益率」のこと。
利益率は、販売後の「実際の利益率」のこと。
あまり気にされないことだけど大事だから覚えておこう。
項目 | 利益率 | 値入率 |
---|---|---|
定義 | 売上高に対する粗利益の割合 | 販売価格に対する利益の割合 |
計算式 | (売上高 – 売上原価) ÷ 売上高 × 100% | (販売価格 – 仕入れ原価) ÷ 販売価格 × 100% |
使用タイミング | 商品販売後の実績評価時 | 商品販売前の価格設定時 |
考慮点 | 実際の販売状況やロスを反映 | 理論上の利益率で、ロスは未考慮 |
目的 | 実際の収益性の評価 | 価格設定時の利益目標の設定 |
歩留まり(ぶどまり)
歩留まりとは、 仕入れた食材のうち、実際に使える部分の割合(可食部割合) のこと。
計算式は
歩留まり率(%)= 可食部(kg)÷ 総原材料(kg)× 100
例えば
- から揚げを油で揚げたら1㎏が800gになった→歩留まりは80%
- 10㎏のカカオ原料で実際に使えるのは6㎏→歩留まりは60%
- 2㎏のお肉をトリミングすると1.5㎏になった→歩留まりは75%
歩留まりは高ければ高い程いいという考え方が正解だよ。
可食部割合が多いほど利益が大きいのはわかるよね?!
歩留まりが大事な理由
- 食材のロスを減らせる(無駄をなくす!)
- 原価計算ができる(適正な価格設定に!)
- 効率よく食材を使える(利益アップ!)
特に食品メーカーにとっても、利益に直結することだから歩留まりの知識は重要だよ。
しっかり理解しておいてね。
面接で使える一言例文…
もし御社で働くことが叶うなら、商品づくりにおいて歩留まりを考慮しお客様に正確な提案が出来る自信があります。
HACCAP(ハサップ)
食品の安全を守るための衛生管理システムのことで、
「Hazard Analysis and Critical Control Point」のハサップの略、日本語では
「危害要因分析・重要管理点」というんだ。
2021年6月からは、原則すべての食品関連事業者に義務付けされている。
ひとことで言うと、
「食品を作る過程で起こりうる危険を予測し、それを防ぐための対策を立てて、きちんと管理する」という仕組みなんだ。
基本的なHACCPの7つの手順
- 危険を見つける(細菌・異物・アレルギー物質など)
- 特に気をつけるポイントを決める(加熱温度・冷蔵管理など)
- 基準を決める(例えば「75℃で1分加熱」など)
- ちゃんとできているか監視する(温度チェックなど)
- 基準を守れなかった場合の対応を決める(加熱し直す・破棄する など)
- 全体の仕組みが正しいか確認する(記録を見直すなど)
- 記録をつける(問題が起こったときのために)
例として、お菓子メーカー(クッキーの工場)を想定しハサップを考えてみたよ。
- 危険を見つける → 異物(髪の毛・金属片)が入るかも? 焼き不足で細菌が残るかも?
- 管理ポイントを決める → 金属探知機、焼成温度、アレルギー管理
- 基準を決める → 「金属探知機は0.3mm以上検出」「焼成は180℃で15分」
- チェックする → 温度を測る、探知機の動作確認、アレルギーラインの管理
- 問題があれば対応 → 金属検出なら廃棄、焼き不足なら再加熱
- 仕組みを見直す → 記録を確認、作業手順を改善
- 記録を残す → 温度・探知機の結果・作業内容を記録
業務中や面接で、

HACCAPって何かわかる?
って聞かれたらどうする。

食品メーカー
志望
食の安全を守るために「危険を見つけて管理し、未然に防ぐ」仕組みです!

完璧だね!
くわしくはこちらを見てね→HACCP(ハサップ)|厚生労働省
食品添加物
食品の製造や加工、保存などの目的で食品に添加される物質のこと。
原則すべて使用したものすべて記載が必要で、厚生労働大臣が指定した添加物のみ。
今、使うことが認められている食品添加物は大きく4つに分けられているんだ。
区分 | 説明 | 例 |
---|---|---|
指定添加物 | 厚生労働大臣が指定した添加物で、化学的合成品だけでなく天然物も含まれる。 | 保存料(ソルビン酸)、甘味料(キシリトール)、着色料、香料 |
既存添加物 | 日本で広く使用され、長い食経験がある化学合成品以外の添加物。食品衛生法改正により、天然物を含むすべての添加物に対象が拡大された。既存添加物名簿に収載。 | 酸化防止剤(ビタミンC)、調味料(グルタミン酸ナトリウム)、増粘剤(ペクチン) |
天然香料 | 動植物から得られる天然の物質で、食品に香りを付ける目的で使用される。 | バニラ香料、カニ香料、オレンジ香料、シナモン香料、レモン香料 |
一般飲食物添加物 | 一般に飲食に供されるもので、添加物として使用される。 | イチゴジュース、寒天、酢、ココア、ヨーグルト |
原材料名に表示されるのは、/スラッシュの後に記載するのが一般的。
面接で使える一言例文…
食の安全安心が一番ですので自己学習ではありますが食品添加物の勉強をしています。
トリミング
製品を一定のサイズや形状に整えるために、余分な部分を切り落とす工程のこと。
食品業界では主に
- 洋菓子、生菓子製造
- 食肉加工
- 野菜の処理
で使われる言葉なんだ。
消費者や納品先へ見栄え良くきれいな製品を届けるためにトリミングをしている。
でも過度なトリミングは歩留まりが悪くなり利益低下につながってしまうんだ。

食品メーカー
志望
犬のトリミングを連想しちゃいました(笑)

確かに。
業界は違うけど意味はほぼ同じだね。
人時生産性(にんじせいさんせい)
人時の読み方は「にんじ」。
結構間違えやすいから注意しよう。
従業員一人が1時間あたりに生み出す粗利益を示す指標のこと。
最近良く使われるようになったのは、人口減少による人手不足が背景にあるんだ。
人時生産性が高い程、短時間で1人の従業員が短時間で価値の高い商品を作っているってことが客観視できる。
計算式は
人時生産性 = 粗利益 ÷ 総労働時間
たとえば、
このように同列企業のA店とB店の鮮魚部があるとする。
店名 | A店 | B店 |
---|---|---|
粗利益 | 540万円 | 600万円 |
総労働時間 | 600時間 | 750時間 |
人時生産性 | 9,000円/時間 | 8,000円/時間 |
評価 | 人時生産性が高い | 人時生産性が低い |
見解として、B店は売上はA店よりあるものの人時生産性の観点から言えば、労働時間が長く効率的な業務が出来ていないと判断できるってわけだね。
こういった考えにそって食品メーカーだけでなく、小売業、飲食業界まで幅広く使われているよ。
面接で使える一言例文…
昨今の人手不足から、人時生産性の観点でお客様に提案することが大事だと考えています。
マネキン
一般的なマネキンは洋服を着せているアレだと思う。
食品業界でのマネキンは「試食販売」の事。
例:「マネキンをお願いできる?」
という感じで依頼があるんだ。
属に言うマネキン会社って言ってるけど、試食販売を専門にやっている会社がある。
その会社に依頼するか、お店の従業員がするか、食品メーカー営業マンがするかの3通り。
費用の負担については、
スーパーが負担する場合と食品メーカーが負担する場合の2つのパターンがある。
面接で使える一言例文…
お客様からマネキンの要望があれば1日で、御社の商品を20ヶ売る自信があります!!
棚割り
スーパーの棚に並べる商品ラインナップを決める事。
一般的に決める時期(商談時期)は春と秋で、年に2回あるんだ。
季節や新商品、トレンドを含め食品メーカー営業マンが提案し、バイヤー決めていく。
スーパーだけじゃなくサービスエリア、道の駅、ドラッグストアも同様だよ。
消費期限
食べることが可能な期限のこと。
これを過ぎると安全に食べられなくなる可能性がある、危険だよって表記。
お弁当やサンドイッチ、生ものなど、傷みやすい食品に「消費期限」として表している。
例:おにぎり、弁当、サンドイッチ、生ケーキ
賞味期限
おいしく食べられる期限のこと。
長持ちする食品についているのが一般的だね。
期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけじゃないけど、だんだん味や風味が落ちてちゃう。
例:インスタントラーメン、缶詰、ポテトチップス
賞味期限・消費期限の違い覚え方
過ぎるとひさんな結果の「消費期限」
あじが落ちても大丈夫「賞味期限」

食品メーカー
志望
どっちなのかわからなくなっちゃうんです( ;∀;)
これで覚えたらいいですね。

食品業界では当たり前中の当たりまえの知識。しっかり覚えておこう。
面接で使える一言例文…
食品ロスが大きな課題となっている中で、消費期限を延ばすことに対しては個人的に賛成しています。
MR
2つの意味(M)があるんだ。
- 市場調査(Market Research):新商品の開発や販売戦略の策定のために、市場の動向や消費者の嗜好を調査・分析する。
- 店舗視察(Market Retailing):競合他社の店舗や商品陳列を視察し、販売戦略や商品開発の参考とする。
例えば、
MR行ってきて!!
と言われたら、競合店調査に言ってきて!!ってことだね。
ベンダー
小売店や飲食店などに商品を供給する業者のこと。
わかりやすいところで言えば、セブンイレブンのベンダーさんは
- わらべや日洋ホールディングス株式会社:弁当やおにぎり、惣菜などの製造
- 株式会社武蔵野:サンドイッチやパスタなどの製造
- フジフーズ株式会社:おにぎりや寿司、サラダなどを製造
- 株式会社フリジポート:デザートやチルド商品の製造
商品設計をされた商品を依頼された企業の代わりに製造し、納品するという感じ。
一つの企業だけじゃなく複数の企業から製造依頼があることもあるよ。

ぼくはこの2社で調理師から食品メーカーに転職できた。
リクルートエージェントとASSIGNを利用すれば可能性が大きく広がるよ。
ぼくが最も信頼する2社なんだ。
特に「ASSIGN」は20代に手厚い。
おすすめ2社エージェントの特徴
リクルートエージェント | ASSIGN(アサイン) | |
異業種へのサポート | ◎ | ◎ |
支援実績 | 業界NO.1 | ※年間総合MVPを受賞 |
転職後 | 内定後のフォローあり | 長期的なサポートあり |
※ビズリーチ主催JAPAN HEADHUNTER AWARDSにて、4600名の中で最も優れた結果を残したエージェントに選ばれた。


EDI
EDI(Electronic Data Interchange)は、取引データを紙やFAXではなく、
コンピューター同士で直接やり取りする仕組みのこと。
紙や人件費の削減、人為的ミスが減る、在庫管理が楽になる、効率的になることが利点。
EDIの種類は
- Web-EDI: インターネットのブラウザを使っての取引。
- JCA手順: 日本で昔から使われている、EDIのやり方。
- 流通BMS: スーパーや食品メーカーなど、新しいEDIシステム。
EOS
EOS(Electronic Ordering System)は、電子発注システムのこと。
いままでのFAXや電話を使った発注を、ネットワーク経由でデジタル化することで、
発注の手間を減らし、ミスを防ぎ、在庫を適正化できるといのが利点。
主な方式として、
- 棚卸スキャン方式(バーコードを読み取り在庫確認)
- オーダーブックスキャン方式(注文票をスキャンして発注)
- EOB方式(タブレットでリアルタイム発注)
がある。
導入することで効率化は進むけど、初期費用やシステム統一の課題があるんだ。
D+○○
社内外で消費期限の設定をやり取りするときに使う業界用語。
例えば、
10日製造のD+2は、消費期限は12日。
一般的には製造日を含めず+〇日で表現するよ。
カニバリゼーション
製品同士が、お客さんを奪い合ってしまうこと。
定番のチョコアイスを販売していて、人気だから「大人のチョコアイス」というチョコを変えただけの商品を併売するとする。
結局は売上を取り合ってしまう状態になるってわけ。
「カニバリ」と略して表現することもあるんだ。

転職直後に「カニバリしちゃうよね」ってお客さんに言われた時は
🦀🦀🦀???って思ったね。

食品メーカー
希望する人
この言葉はマジでわかんないですね。
カニバリの対策はこんな感じ。
面接で使える一言例文…
営業職での採用を頂けたら、カニバリゼーションを起こさないように計画を立ててお客様に提案が出来ます。
3分の1ルール

食品の製造から賞味期限までの期間を3等分して、
その最初の3分の1の期限までに小売店に納品しなければいけないという商慣習。
下記表のように
3分の1ルールは食品メーカー側の負担が多いというのがポイントだね。
食品メーカーの問題点 | 小売店の問題点 |
---|---|
返品リスクの増加:納品期限を過ぎた商品は返品され、在庫管理や廃棄処分の負担が増加する。 | 特になし |
生産計画の制約:納品期限を考慮した生産スケジュールが必要となり、柔軟な生産対応が困難になる。 | 特になし |
食品ロスの増加:納品期限を過ぎた商品は、賞味期限まで十分な日数が残っていても廃棄されることが多く、食品ロスの増加につながる。 | 特になし |
公正取引委員会もこの商慣行の実態調査を始めていて、改善につなげたいと考えているんだ。

食品メーカー
志望
このルール、小売店が有利ばっかり得してないですか?

その通り。だから改善の動きがはじまってるんだ。
くらまえ
くらまえ(蔵前)は「賞味期限や消費期限が近い商品を先に使うこと」 を意味しているよ。
「蔵(くら)」= 倉庫 のこと。
「前(まえ)」= 前に出す という意味。
つまり、 倉庫にある古い在庫を前に出して、先に使う(売る) ことを指している。
最近は使う企業や従業員もあまりいないかも。
食品表示法
消費者が食品を選ぶ際に、安全や品質などの情報を正しく理解できるように、食品の表示に関するルールを定めた法律。
以前は、「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」という3つの法律に分かれてててむちゃくちゃわかりづらかったんだ。
そこで、2015年「食品表示法」として新たに制定された。
法律の目的
- 消費者が食品の安全性を判断できるようにする
- 消費者が食品を自主的かつ合理的に選択できるようにする
くわしくはこちらを見てね→消費者庁
食品メーカーや小売店はこの法律に沿って表示作成するんだけど、
人が一個づつ調べるなんて無理だよね?!
ある程度入力すれば全部表示を出してくれるソフトがあるので紹介しておくね。
- 食品大目付そうけんくん (株式会社ユー・エス・ケイ)
- らくらくシェフ (株式会社officeR3)
- スマート食品表示 (株式会社スマッシュ)
- 新・食品表示チェッカー (株式会社セフテック)
- FoodCAS (株式会社T-Must)

食品メーカー
志望
いちばん上の”そうけんくん”はよく聞きますね!

そうだね。
使いやすいと評価の高いツールでおすすめだよ。
アレルギー食品
食品メーカーに従事する人において最も大事な知識のひとつ。
特定の食品を摂取した際に、体が過剰な免疫反応を起こし、様々な症状を引き起こす現象なんだ。
義務表示が8品、可能であれば表示して下さいねの意味の準ずるものは20品ある。
区分 | 原材料 |
---|---|
表示が義務付けられている特定原材料8品目 | 卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみ |
表示が推奨されている特定原材料に準ずるもの20品目 | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン |

多くの場合、アレルギー食品は原材料名の枠の()内に記載されているよ。
注意してほしいのは
例えば
令和6年3月28日に、「食品表示基準について」の一部が改正されて、
食物アレルギー表示推奨品目に「マカダミアナッツ」が追加され、「まつたけ」が削除されたんだ。
まずは、義務の卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみは覚えておこう!
くわしくはこちらを見てね→消費者庁
面接で使える一言例文…
アレルギーをもつ兄弟がおり、アレルギー食品28品目はすべて暗記しています。
コンタミネーション
通常業務では「コンタミ」と略して使っているコンタミネーション。
食品製造の現場で、本来あってはならない物質が混入して、品質を損なうことを指すんだ。
最近はアレルゲンの観点から特に重要になっているよ。
例えば
鶏肉を入れていたボールを洗浄して、そのボールでアジのたたきを作った。
この場合は、鶏肉のサルモネラ属菌はもちろんアレルゲン28品目にも入っている。
その後のアジのたたきも生食用の商品だからかなり良くないコンタミってこと。
コンタミネーションが起こる原因はいくつかあるけど重要な5つを紹介するね。
問題点 | 対策 | |
---|---|---|
①不十分な衛生管理 | 手洗いや消毒の不足、作業場の清掃不良など | 徹底した衛生管理手洗いや消毒の徹底、作業場の清掃・整理整頓、従業員の衛生教育 |
②不適切な作業工程 | 原材料の保管方法の不備、製造工程での異物混入など | 適切な作業工程の確立原材料の適切な保管、製造工程での異物混入防止対策、製品の品質検査 |
③設備の不備 | 老朽化した設備の破損、清掃しにくい構造の設備など | 設備の適切な管理定期的な設備の点検・清掃、設備の更新 |
④従業員の知識不足 | 衛生管理に関する知識や意識の欠如など | 従業員の意識向上衛生管理に関する知識や意識の向上、コンタミネーション発生時の対応訓練 |
面接で使える一言例文…
私が希望する製造部門での製品製造においては、コンタミネーションも重要な要素だと考えています。
原料原産地表示制度
2017年9月1日からスタートしていて2022年4月1日に完全適用。
消費者が食品を選ぶ際に、原材料の産地情報を確認できるようにするための制度なんだ。
表示の方法
- 国産品の場合は「国産である旨」を表示。
- 輸入品の場合は「原産国名」を表示。
- 2か国以上の場合、重量割合順に表示。

赤字で書いている部分が原料原産地表示にあたるよ。
この表示例の場合は、「項目」に原料原産地名を設けているけど、
「原材料名」豚肉のあとに(アメリカ産又はカナダ産)と表記してもOK。
主に加工食品が対象で、生鮮食品は別の基準で義務付けらている。
重量割合上位1位の原材料が対象になってるんだ。
くわしくはこちらを見てね→消費者庁
5S
職場環境を改善するための5つの頭文字をとった行動目標のこと。
項目 | 説明 |
---|---|
整理(Seiri) | 必要なものと不要なものを分け、不要なものを処分する。 |
整頓(Seiton) | 必要なものを使いやすい場所に、誰でもわかるように配置する。 |
清掃(Seisou) | 職場をきれいに掃除し、点検する。 |
清潔(Seiketsu) | 整理、整頓、清掃の状態を維持し、清潔な状態を保つ。 |
躾(Shitsuke) | 決められたルールや手順を守り、習慣づける。 |
「5Sはとても重要だと感じます!」なんて自然にしゃべることが出来たら見る目が変わってくるよ。

長くはたらくぼくでも、定期的に5S指導を受けるんだ。
それくらい重要だよ。

食品メーカー
志望
5つが覚えれそうで覚えれない…😂
OEM
OEMは、他の会社のブランドで商品を作ること。
自社で製造した商品を、別の会社の名前(ブランド)で販売してもらう仕組みなんだ。
例えば、
スーパーの「〇〇スーパーオリジナルチョコ」があるとする。
でも、そのスーパーは工場を持っていない。そこで、実は有名なチョコメーカーが、そのスーパー向けにチョコを作っているんだ。これがOEMってこと。
OEMのメリット
- 作る側の会社(食品メーカー)→商品をたくさん作ってチャンスが増える。
- 売る側の会社(小売業)→自社ブランドの商品を簡単に作れる。
OEMとPBの違い
生産形態はほぼ同じなんだ。
表現の仕方だけの違いで、「作る側」はOEMと呼んでいて、「売る側」はPBと呼んでいる。

食品メーカー
志望
立場によって呼び方がちがうんですね。

すばらしい!
そうゆうことだよ。
ディベロッパー
直接的な意味は、開発事業者や開発元を意味しているけど業界で少し違ってくる。
食品業界でいうところのディベロッパーは2つの意味で使われているよ。
食品開発技術者
食品メーカーや外食産業の商品開発者をディベロッパーと呼んでいる。
商品開発、研究、品質管理など幅広い業務を担っている専門技術者。
食品建屋の運営元
商業施設(ショッピングモール、フードコートなど)において食品テナントの誘致や区画割、店舗設計などを担当する開発者・開発元の事。
わかりやすく言えば、
イオンモールのテナントに入って営業している魚屋さんがあるとする。
その、ディベロッパーはイオンさんって事。
まとめ 食品メーカーの転職で本当に役立つ業界用語集 例文あり
現役社員でも理解していない「業界用語」ってたくさんあるんだ。
言葉を知らないと良いパフォーマンスが出来ないし、
「こやつモノを良く知ってるな」
と相手に思ってもらう事っていうのも大事なんだ。
何も知らない無知な人だと下に見られちゃうから、スムーズにいかないことだって起きちゃう。
食品メーカーに必要なスキルとして随時更新していくから是非また読みに来てね!
そして、食品メーカーへの転職を目指している君!
しょく選び.comは全力で応援しているよ。
悩んだ時は相談してね。

ぼくはこの2社で調理師から食品メーカーに転職できた。
リクルートエージェントとASSIGNを利用すれば可能性が大きく広がるよ。
ぼくが最も信頼する2社。
特に「ASSIGN」は20代に手厚いんだ。
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