調理師はクズが多いのは本当なの?100人以上の料理人を見てきた答え

飲食業界
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職場にクズがいる人の悩み
  • なぜそんな人間性になったのか知りたい
  • クズな調理師と距離が取れる方法を知りたい
  • クズな調理師と上手く付き合う術(すべ)を知りたい

あなたが働いている職場に「くず」と感じる料理人がひとりはいるのではないでしょうか?

この記事を読むことで相手を理解し、上手く付き合う方法を知ることができます。

100人以上の料理人と向き合ってきた筆者だからこそ語れる、業界の裏側とそこで働く人たちの実態を解説していきます。

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気になる理由

調理師・料理はクズが多いのか?

確かに「クズ」と言われる方は多いです。

筆者
筆者

事実、私の大阪での勤務時代やイタリア修行中に100人以上のコックと知り合いましたが多かったのは間違いありません。

では、なぜクズと言われる人間性の調理師・料理人が生まれるのでしょうか?

それには以下のような理由があります。

筆者
筆者

※私の経験から理由付けしていますが調理師・料理人のすべてが当てはまるわけではありません。人格者の調理師もたくさん見てきましたのでご留意頂ければと思います。

  • 閉鎖的な職場だから
  • 未だに修行の世界だから
  • 誰にでもなれる職業だから
  • 学歴が浅いから
  • もともと人間関係が苦手

閉鎖的な職場だから

街レストランでは厨房の人数は2~3人。

給食業界では2~4人。

ホテル業界では数十人です。

人数が少ない上に、同じ空間でひたすら調理業務を続けているので閉鎖的な空間になります。

オーナーシェフや料理長が絶対的なたちばなので、その人たちの影響(人間性)雰囲気は大きく変わります。

そのお店で働く理由は、「シェフの料理が好きだから」「メディアでも取り上げらえている有名店だから」「ミシュラン星付きだから」など料理技術を覚えたいというのがほとんどです。

結果的にシェフに気に入られる行動や同僚を陥れるような行動になってしまうんです。

未だに修行の世界だから

情報が溢れる現代においても、修行という認識はまだ残っています。

修行という感覚があるがゆえに、協調性のある人間関係を構築しにくい傾向があるんです。

例えば、お店のなかでメイン料理を担当するのはシェフか、2番手の料理人です。

門外不出のレシピ…いわゆる企業秘密という感覚があるので限られたひとしか出来ません。

限られたひととなるまでの時間がかかり苦労した末のポジションなので”意地悪”な性格になりがちです。

誰にでもなれる職業だから

調理師免許は国家試験といえど、ひかくてき簡単に取得ができる免許です。

つまり誰でもなれる職業ということ。

ハードルが低く設定されているために、一般的にはそのような認識になります。

さらには調理師免許がなくとも調理師と名乗れないだけであって、調理の現場で働くことができるからです。

Q
調理師免許の取得方法
A

①国指定の養成学校のカリキュラムを受け最短1年で取得可能

②2年以上の調理実務をこなし中学卒業以上で調理師試験に合格し取得

学歴が浅いから

わたしは、四年生大学卒の調理師や料理人はほとんど見たことはありません。

筆者もふくめて専門学校卒や高卒がほとんどです。

そもそも勉強が苦手だから手に職をつけたいという考えで調理師をめざす人もたくさんいます。

学歴が浅いと言葉遣いや社会情勢の知識がどうしても乏しくなってしまうんです。

勉強ができないできる人と比較腕1本で成り上がる考えに人間性に欠けた性格に…

このようなサイクルになり「クズ」と表現される調理師になるわけです。

もともと人間関係が苦手

料理の世界に入ったからクズな人間になったという人がいる一方で、もともと人間関係が苦手な人もいます。

調理の職場は1~3人ほどの狭い空間なので人間関係が苦手な人でも割とはたらきやすい職場です。

人手不足も加わりコミニュケーション能力が苦手でも意欲的に調理の仕事を希望しているのであれば採用するケースがほとんどです。

もともと人間関係が苦手な上に、閉鎖的で修行という概念がある職場ではより一層「クズ」の要素が増えていくいうわけです。

一番大事なポイントです

クズな調理師と上手く付き合う方法

どのように接していけば嫌な思いをせず一緒に仕事をすることが出来るのでしょうか。

  • 仲良くなる
  • 自分の持ち場の仕事だけをする
  • 我慢する

飲食において嫌な人、クズな人に限って料理長やシェフに気に入られています。

筆者
筆者

たぶん媚(こび)を売るのが上手いからだと思います。

ここでは平和的な解決策を紹介します。

仲良くなる

本気で仲良くなる必要はありません。

そもそもクズな人とは仲良くなる気持ちはなく嫌な思いをしたくないので『演技』をします。

仲良くなる演技でおすすめなのが

  • 適度に褒める
  • 後輩に徹する

相手を褒めて、後輩いしきを徹底する演技をすれば嫌な思いを避けることが出来ます。

先輩、これはなんでこの調理方法をするんですか?

食材を早く切る方法をおしえてほしいです!

俺ポンコツなんでまたシェフに怒られました( ;∀;)

過度な褒め方をすると逆効果になるので気をつけましょう。

とにかく自分をへりくだり相手を持ち上げることが大切です。

自分の持ち場の仕事だけをする

筆者
筆者

演技ができない人もいると思います、私もその一人です…。

その場合は、演技ほどはせずとも当たり障りのない対応をしながら淡々と仕事をこなしましょう。

その人への意識が強いために嫌な思いをしているので”業務に徹する”という事です。

我慢する

保守的な考えかもしれませんが実は効率的な方法でもあるんです。

クズな調理師の特徴として、上司に媚(こび)を売り後輩に厳しいところがあります。

わたしの経験上そんなクセの強いひとは、すぐ辞めます。

本人がその職場に居づらくなってしまうのか、シェフや上司から指摘が入るのかわかりませんが長続きしているクズ調理師はあまり見たことがありません。

悲観的な提案かもしれないですが少し我慢してみるのも得策だと思っています。

クズを打ちのめす方法

次に攻撃的なやり方になりますが、ぎゃふんと言わせる方法をご紹介します。

それにはたったひとつしかなくて

圧倒的に実力差を見せつける

という方法です。

あるレストランで年下で癖の強いクズ調理師がいたとします。

恐らくその人はあなたに対し、シェフの考えは俺が一番よく知っている、おまえは何ができるんだという意識の虚勢を張り、接してくるはずです。

反論はせずただただ実力差を日々見せていけば問題ありません。

何気ないシェフとの会話で、クズの知り得ない専門知識や最新情報を交わしていくんです。

少しづつ実力差を見せていけば必ずダンマリするのでまずは我慢しましょう。

クズ調理師の特徴

100人以上の調理師・料理人を見てきて「クズ調理師」の特徴を書き出しました。

  • 自己中心的で、他人の気持ちや立場を考えない
  • 口先だけで適当なことを言う
  • 嘘をつく
  • 他人を見下し、悪口や陰口が多い
  • 自分のミスや責任を他人に押し付ける
  • 極度の気分屋さん
  • 他人を自分の利益のために利用する
  • 自己反省をせず、過ちを認めようとしない
  • 他人の成功や幸せに嫉妬し、妬む
  • 感謝や謝罪ができない

私も強烈なクズ調理師と仕事をした経験があるので一つエピソードをご紹介します。

大衆イタリアンレストランで2番手として従事していた時のはなしです。

バイトとして入ってきた10歳上の経験値のある調理師がいました。

入ってきて早々に上手い話術で料理長と仲良くなりぐいぐいと私の仕事を取っていったんです。

その方の経験値が高く、私自身みじゅくだったというのもあります。

次第にエスカレートして私たち社員より1時間早く来て仕込みをはじめたり、みじゅくな調理技術をみて暴言を吐いてコケおろしたりとやりたい放題でした。

私も含め社員は萎縮(いしゅく)している状態です。

しかし、調理技術を指摘する一方で「責任感」が欠如していたので管理方法のてきとうさが目立ち始めました。

ある日、料理長にその自分流のてきとうな食材管理がバレてこっぴどく怒られ翌週に辞めました。

今でも強烈に印象がのこる方でした。

クズが多い業態

調理師がはたらく現場は業態別にたくさんあります。

癖が強く「クズ」な調理師が多いのはどのような業態なのでしょうか?

勝手に私の主観でランキングをしてみました。

  1. 街レストラン
  2. 給食業界
  3. ホテル
  4. 居酒屋

圧倒的に街レストランが多いです。

一般的なレストラン(お店)の厨房は1~3人の少人数で狭い空間で修行意識がつよいのが理由です。

給食業界は調理師というよりも「調理補助」のおばちゃんの癖が強いという事例がたくさんあります。

意外にホテル業界は少ない印象です。

クズな調理師がいないわけではないですが、個店よりも組織的な運営をしているので「クズ」いたとしても指摘を受けて厚生することが多いです。

調理師はクズが多いのは本当なの?まとめ

確かに飲食業界において「クズ」が多いです。

でも、私は今食品メーカーで働いていますが「クズ」はいます。

恐らくIT業界、建設業界、教育現場などすべてに言えることだと思います。

つまりは飲食業界には多い傾向はありますが、社会一般においてもそのような人はたくさんいるという事。

そんな癖が強いクズな人と、どう付き合うかが重要になってきます。

引き込まれないよう、しっかりとした自分をもって接していきましょう。

しょく選び.comは食に携わる全ての人を応援しています。

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NOBU

こんにちは。
NOBU(のぶ)と言います。
イタリア修行を経て、食品関係へ転職した経験を発信しています。
発信する目的は ”食に携わる全ての職業のベースアップ”。

このような転職を考えている人に読んでほしいブログです。
①飲食→飲食へ
②飲食→異業種へ
③未経験→飲食へ

私の経験から調理師スキルを最大限活かした転職方法を発信します。
2024年3月からブログを運営中。

【●職歴★資格】
●調理師専門学校卒 
●イタリアン料理人5年
●イタリア修行2年
●食品会社営業17年
★調理師免許
★惣菜管理士1級
★日常会話イタリア語

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