飲食店が向いてない人の特徴を徹底解析

飲食業界
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頑張りすぎて、体が悲鳴をあげていませんか?

飲食(料理、お酒、お菓子、パン)の想いはあるけれど、いつも怒られている。ミスが多い。仕事が遅い。気が使えない。と毎日のように責任者に指摘されていませんか?

純粋で真面目な人ほど頑張りすぎてしまい、最悪の場合心のバランスを崩してしまいます。人には大きな意味でそれぞれに”役割”があると思っています。わかりやすいのは向いているか、向いていないか。という事ですが飲食で働いている方は、好きや目的が先行してしまい修行と勘違いして、苦しむ日々が続いてしまっているのは間違いありません。

しっかりとした自己分析を通して、心の整理をし、決断をしていきましょう。

筆者のプロフィール

筆者は現在食品関係の某有名会社に勤務している40代おじさんです。家族構成は妻と3人の可愛い子供たちの5人。当時26歳の春、イタリアレストラン勤務(コックさん)からの転職で現在の会社に転職成功し、勤め続けています。土日祝日休み、年間20日間の有休休暇、育休休暇14日、特別有休各種が充実しており、勤務時間も8時半から17時半の8時間労働(休憩1時間設定)で年収はおよそ520万となります。

転職を成功させた26歳の時、毎日悩み苦しんでいました。今振り返ると飲食を続ける想いと、自分は向いていないのではないかという想いがしっかりと整理出来たのが大きなターニングポイントでした。

現在飲食を続けていて、向いていない人の感情

・複数の作業を同時進行する事が苦手

・自らお客さんに話しかける事が苦手

・責任者に指摘される事が気になってお客さんの事が考えられていない

・休日はぐったりしてほとんど寝ている

土日祝日の休みがうらやましいと感じている

・所得と労働時間が割に合わないと感じている

・責任者の考えと自分の考えに齟齬(そご)がある

複数の作業を同時進行する事が苦手

飲食を続ける中で同時進行は必須条件です。ホールであれば目の前のオーダーを取りながら、おすすめメニュー提案をして、違うテーブルの配膳手順を考え、遠目で待っているお客さんの人数を把握、横目で隣のワイングラスの量を把握したりと同時進行の数は半端ではありません。慣れれば出来ると言う方もいますが筆者はそうは思いません、出来る人と出来ない人は絶対にいますし訓練すれば出来るようになるというのは限界があります。

自らお客さんに話しかける事が苦手

自分の性格とは裏腹に、お客さんに頑張って話しかけている方が多すぎるように感じます。筆者は距離感を縮めるのが得意ですがそうでない人は沢山います。癖の強いお客さんにあたるとかなりつらい事になります。

責任者に指摘される事が気になってお客さんの事が考えられていない

本来の目的は、目の前のお客さんを料理を通して喜ばすのが飲食の醍醐味です。しかし、日ごろから注意をされ萎縮した状態では、責任者の目ばかり気にして本来のお客さんに向けて仕事が出来ていません。そんな状態では、本末転倒です。

休日はぐったりしてほとんど寝ている

筆者は現役時代、仕事の時は約5時間睡眠。休日前日は嬉しくなり夜更かしをして12時間寝ていた時も何度かありました。(深夜3時就寝~15時起床)それではせっかくの貴重な休日がもったいなさすぎです。そんな後悔は毎回あるのですがとにかく体が疲れていて睡眠時間を取らざるを得ません。

土日祝日の休みがうらやましいと感じている

こんな想いが少しでもあると、考える必要があります。本来飲食を始める時には、そんな感情はなかったはずです。しかし、疲弊・ストレスなどが積み重なる事で、人と同じ生活がいいなという感情が沸き起ってきます。その感情は一つのシグナルです。

所得と労働時間が割に合わないと感じている

専門料理や大手の飲食店店長さんなどはそれなりの給料を得ているかもしれません。そんな方々は責任もありますし、サービス労働なんて日常茶飯事です。自分ががんばればなんとかなる、任せられているからやるしかないと思っているかもしれませんが大きな間違いです。正直あなたが1か月後に退職したとしても会社やお店は困りません。断言します。ブラックな企業ほど、あなたしかいないという言葉を投げ掛け、あなたの真面目さに漬け込んでいきます。ホワイトな企業であれば、そもそも労働時間配分も組織的に改善しているでしょうし、残業代もきっちり手配しているのです。

いくら給料がよくても明確なルールもなく労働時間が長ければそれは法令違反ですし、体が付いてくるのは20代までです。

責任者の考えと自分の考えに齟齬(そご)がある

経営方針、販促方法、メニュー構成、味の思考などなどオーナーではなく一番近くにいる責任者と違いが大きくなれば考える必要があります。耐えるであったり、長いものに巻かれるというのは一つの考えであるかもしれませんが店全体がワンチームとなって営業できなければお客さんも付いてきません。今狭い世界の中で仕事をしてますが日本は広くあなたの活躍する場所は他にも沢山あります。

辞めるまでの手順

1,責任者(上司)に退職したい旨を伝える →2か月前

2,退職希望日を伝える 

3,引継ぎ業務

4,貸与品の返却

5,残りの有休取得

6,退職

まず、2か月前には責任者へ告げるのが一般的です。同時に退職希望日(給与締め日が一般的)を伝えるのですが、残りの有休残があれば退職日までに使いましょう。なんだか申し訳ないという気持ちがあるのであればそれは不要です、しっかりとした権利ですので主張しても問題ありません。

退職理由は事前に考えておく

それぞれに本当の”真の理由”はあると思いますが、退職希望を告げる時の退職理由は前向きな理由のほうが円満退社出来ます。または、仕方がないよね。という同情にも似た感情を頂いてもらえる言い方にするのがいいと思います。例えば…

・やりたいことが見つかってその方面に進みたい

・自分のステップアップの為

・より専門性のある分野に進みたい

・親の介護が必要

・両親体調不良で実家の家業を引き継ぐ

下の2つは、事前の計画が必要となってきます。上手に計画していきましょう。

しかし、”飲食には向いていない”と自分を客観視したものの、伝える事が出来ないのもすごくわかります。筆者は1年かかりました(笑)今では笑っていられますが当時は半分うつ状態です。そんなときは、”退職代行サービス”というものがあるので積極的に使っていきましょう。

退職時の不安要素

お金(生活費)

まず先行して進めていかなければいかない事は、在職中に転職活動をします。次に転職する先が決まるのと決まらないのでは気持ちに大きな差が生まれます。

退職後すぐに失業保険申請をして3か月後からの支給を受けましょう。筆者はお勧めするのは、在職中に転職先を決め有休をフル活用して退職、貯蓄で3か月休養し、失業保険で3か月間資格取得やスキルを学ぶ時期にして晴れて転職という流れです。

周りに迷惑をかける

真面目でやさしいあなたはこんな気持ちだと想像します。しかし、前述した通りあなたが1か月後に居なくなったとしても会社やお店は困りません。断言します。代わりはいくらでもいるんです。散々人がいないからと引き留めていたけど、辞めた後お店へ食事に行ってみると人が普通に入っているという事なんてざらにあります。これは飲食に問わず言える事ですが、あなたがいなくなったところで全く問題ありません。ですのでそんな感情は必要ありません。引き留めた店長は、あなたの人生のなんて一切考えてくれていません!全力で自分の将来について考えていきましょう。

転職先が見つからない不安

まず、飲食をがんばってきたあなたは十分にスキルを持っているはずです。それはコミュニケーション能力であったり、技術であったりです。あなたの当たり前は他人の当たり前ではありません。

そんな自分を客観視する為には、まず自己分析が必要です。自分がどんな人間なのか、どんな職種に向いているのか。感情事実を分けて考えるのはすごく大事で良い転職先を見つける土台となります。転職サイトや転職エージェントなどを活用して第三者からの分析をしてもらい、向いている職種を提案してもらい最終的には自ら決断していきましょう。

在職中でも相談にのってくれますし、あなたのキャリアを尊重し誠実に相談にのってくれ可能性を広く探ってくれます。退職する前に気軽に相談してみましょう!

最後に

気持ちを整理して、勇気をだし自己分析新たなステップを歩んでいける事を願っています。希望する職場が見つかったら幸せな結婚生活も容易にイメージ出来ます。実際、筆者がそうです。先輩ぶって大変恐縮ですが…大きな可能性を秘めたあたなを応援しています!!!!Grazie mille!!!!

NOBU

こんにちは。
NOBU(のぶ)と言います。
イタリア修行を経て、食品関係へ転職した経験を発信しています。
発信する目的は ”食に携わる全ての職業のベースアップ”。

このような転職を考えている人に読んでほしいブログです。
①飲食→飲食へ
②飲食→異業種へ
③未経験→飲食へ

私の経験から調理師スキルを最大限活かした転職方法を発信します。
2024年3月からブログを運営中。

【●職歴★資格】
●調理師専門学校卒 
●イタリアン料理人5年
●イタリア修行2年
●食品会社営業17年
★調理師免許
★惣菜管理士1級
★日常会話イタリア語

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