調理師・料理人の転職やる事リスト ロードマップを完全ガイド【無料マンダラシート付】

飲食業界
記事内に広告が含まれています。
転職やる事 ロードマップ

辞めることは決めたけど、何から始めればいんだろう…

この記事を読むことで、転職を考えてから採用(内定)をもらうまでの動きが整理出来て

採用というゴールに向かって進むことが出来ます。

調理師・料理人特有の事例も踏まえたロードマップをマンダラシート形式で説明します。

このテンプレートを活用して

あなたの希望するお店や企業の採用を勝ち取りましょう。

調理師・料理人の転職やる事リスト【マンダラシート】

筆者
筆者

マンダラシートを簡単に解説するよ

マンダラシートは大谷翔平選手が高校時代に作って、活躍した今大きな話題となりました。

目標を中央に設定して、目標に対して何が必要かを分析し具現化した表のことを言います。

転職でも有効で目標が高くなればなるほど効果を発揮してくれますよ。

これは私が作成したものですが、

そっくりそのまま活用できると思うので是非自分の目標を設定して行動してみて下さい。

採用へ導く8つの項目

採用を最終ゴールと設定して、マンダラシートを作るわけですが

まずは優先順位が高い項目から取り掛かります。

言い忘れていましたが、可能であれば在職中に転職活動をして下さい。

無理をして続ける必要はないですが、いろんな観点からみても在職中に進めていくのがベストです。

それでは8つの項目を説明していきますね。

自己分析

転職サイトやエージェントで分析はしてもらえますが、まずは自分自身で考えることが大切です。

自己分析を考える上で8つの項目から考えていきます。

最も大切な事

自己分析でいちばん大事にすべきなのは、

最も大切な事=転職の軸

人によって違っていて、ワークバランス、高所得、有名店、働きやすい環境の職場など。

絶対に譲れない軸を中心に考えそれ以外は、我慢するということも必要となってきます。

筆者
筆者

軸はその時の環境や年代で変わってくるんだ

性格

生まれ持っての性格を変えることなんて不可能だと思ってます。

だから、あなたの性格を最大限に活かせる業界・業態を見つけていきましょう。

自分は根暗で学生時代も目立たず暗い性格だった…

と、感じる方もいると思います。

ここで私が断言するのは、

自分の弱みやマイナス部分は一切考える必要はありません!

それは弱みをカバーするよりも、強みを磨いた方がよっぽど効率的だからです。

弱みは不要

学生時代であれば、テストで間違えた個所をやり直して復習するというのが普通ですよね。

でも社会人になれば、強みだけを磨けば大丈夫。

嘘は言いません。

苦手なことはそこそこにして、得意な事を磨いてください。

理由は、

  • 苦手なものは苦手だから
  • 得意な人に任せればいいから
  • 最低限出来ればいいから
  • 出来るまでやるなんて、そもそも時間がもったいない

私は「計算」「瞬発的に覚えること」が苦手です。

「計算」→手のひらサイズの電卓で対策

「瞬発的に覚えること」→スマホの写メ、メモ帳、人の名前は「例;山下さん」であれば「やまさん」

こんな感じで対策しています。

私は、人間苦手なものは一生苦手だと思ってます。

筆者
筆者

私の経験上、もともと苦手なことが得意になるなんてことは聞いたことがありません。

得意なことや好きこと、強みを磨き上げる方がよっぽど効果的でいい方向に進みます

苦手なことで悩むのは無駄だと断言します。

だからあなたの強みだけを考えて磨いていきましょう。

得意・好きな事・嬉しい事

とにかく自分の強みを想像して下さい。

そして、書き出します。

得意・好き・嬉しい事を書き出して客観的に見ます。

そして、動詞も付け加えます。例えば、

料理を作るのが好き+どうすれば早く提供できるか考えるのが好き

という感じで、

○○が好き+○○するのが好き・得意

を付け足して考えてみて下さい。

○○するのが好き・得意というのは転職活動で面接の場でとても重要になります。

やりがい

やりがいというのは決して、好きな事を仕事にしている場合だけではありません。

後から付いてくるという場合もあります。

やりがいという言葉は、「最も大切な事」と比例していない例もあるので

今は深く考える必要はありません。

人に聞く

自分がどんなタイプなのか、強みや弱みはどんなところかを人に聞くとはっきりわかりますよ。

自分は愛想悪いと思っていても、人から見たら笑顔や愛想がいいと思われている場合などなど…

思わぬ指摘が返ってきます。

出来れば家族ではなく、厳しい意見を言ってくれる友人や同僚、先輩に聞いてみましょう。

自分が気づいていない自分を、教えてくれます。

企業リサーチ

転職エージェントに登録する前に、自身で企業リサーチをしましょう。

もちろん転職エージェント会社からアドバイザーがいろいろと提案してくれますが、

その前に自分で探す事に意味があります。

自己分析である程度はっきりしたら、あなたが本当に就きたい企業・お店を見つけていきます。

現場を見に行く

一番簡単な方法が会社やお店に直接行く方法です。

自分の目で見に行く事で直感的に好き・嫌いがわかります。

おなじ飲食業界への転職では、かならず

うちのお店で食事をされたことはありますか?印象はどうでしたか?

ぜーーーったいに聞かれます。

従業員に聞く

現場を見て直感的にいいなと感じたら、すかさず社員さんっぽい人に聞いてみましょう。

働きたいなと思ってるんですが、どんなお店ですか?

聞かれた人にとっては、嬉しい質問なので不愛想な返答をする人は少ないはずです。

ただ、詳しい話は2回目の来店で聞く予定にして最初は意思表示だけして印象付けておきます。

この行動はとても大事で、恥ずかしいから出来ないという人もいるかもしれませんが頑張って入社したのに全く違ったという例も少なくありません。

失敗しないように、勇気を出して質問することをおすすめします。

ネットで調べる

同時にネットでも調査します。

お店というよりは、母体となる企業HPの求人情報を確認します。

お店の外観やスタッフの雰囲気が良くても求人内容はブラックかも…と感じる場合もあります。

またとの逆もあります。

ネットの企業情報はまず確認しておきましょう。

四季報で調べる

四季報(しきほう)とは、日本の会社についての情報がまとめられた本のこと。

年に4回、東洋経済新報社という会社が発行しています。

主に上場している企業の売上や利益、将来の計画などが載っていて、転職活動でも利用されています。

飲食業界のお店の掲載は少ないですが、

大手外食チェーンや異業種転職(食品メーカーなど)に役立ちます。

口コミサイトで調べる

有名なのがOpenWork で大抵の企業情報が載っています。

いいなと思ったお店や企業をリストアップして、「○○ 就職 転職 口コミ」と検索してもある程度

情報がありますので参考にするといいと思います。

ただ、悪い口コミを書く人は退職した人が書きます。

その部分を理解した上で参考にしましょう。

見学

食品メーカーは特に工場見学などを実施しています。

異業種転職(食品メーカーなど)を検討していれば是非一般客として参加してみて下さい。

対応してくれるのは広報部の方で、質問をしたら快く返答してくれますよ。

SNSチェック

飲食店は今や間違いなくインスタ投稿されています。

お店の雰囲気を知るにはいい材料になるので確認しておきましょう。

ただ料理やメニューばかり載せているお店は判断がつきづらいところがあるので、その場合は直接お店に食べに行って話をしてみるといいです。

笑顔が多いスタッフの投稿があれば好感が持てますね。

転職エージェントからの情報

登録をして、キャリアアドバイザーという方が付いてくれます。

飲食特化エージェント会社であればお店内部の情報をたくさん持っています。

求人情報では見れない情報や、経験からなる情報、裏情報などをしっかりと聞き込んで判断していきましょう。

武器

転職を決意したら、採用となるための武器を準備します。

大きく分けると

採用となるための武器
  • 今の仕事で習得したスキル
  • 独自に習得するスキル

今の仕事で習得したスキルは、

自身が当たり前と感じている場合があるので書き出してみるといいと思います。

独自に習得するスキルは、

今の仕事ではなく過去そしてこれから習得していくスキルや資格を指しています。

この2つを組み合わせで武器を準備しましょう。

ポジティブな姿勢

まずポジティブな姿勢がないと、今の仕事で習得したスキルを書き出すことは出来ません。

自分は何も出来なかった…

雑用ばかりだった…

などのネガティブ主張だと前に進めないんです。

例えば、

雑用ばかりだったけどお店全体の仕事を把握している

など、ポジティブな思考で考えるとあなたの武器というのが浮かび上がってくるはずです。

個性を磨く

個性は特にない。

と断言されている方を良く聞きますが絶対にそんなことはありません。

それぞれに個性があり唯一無二の存在なんです。

そんな自分を認めることだけで個性を磨く第一歩になります。

嫌いな自分でもまず認めてあげてください。

OnlyOne

仕事において価値の高い人っていうのは

  • 「あなたじゃないと駄目」
  • 「あの店が良い」
  • 「あの人が作るから行く」
  • 「あの人だから買う」

このように求められる存在だと思っています。

つまり誰でもいいわけじゃなくてその人だからいいわけです。

このOnlyOneという存在を目指せば誰にも負けない存在になります。

武器を見つける

では、武器を見つけに行きましょう。

採用となるための武器
  • 今の仕事で習得したスキル
  • 独自に習得するスキル

まずは、

今の仕事で習得したスキルをポジティブ思考から思い出し書き出していきます。

それを客観的にみて相手に伝わるようにしておきましょう。

独自に習得するスキルは、

過去の資格を思い出し集めます。

そして、誰でも取れる級は除外、一般的に2度見するような資格はあえて強調します。

自己分析と企業リサーチをしていれば希望する業態や業種がはっきりわかっているので、その仕事にはどんな資格が優位になるのかがおのずとわかってきます。

  • ネットで「病院給食 必要な資格」「食品メーカー 必要な資格」「介護老人調理師 必要な資格」で検索
  • 求人情報、会社HP求人情報をみて保有しておいて優位な資格を確認

転職までに習得

当然のことですが、

希望する店・会社で転職するのが目的なので転職活動までに資格をゲットしておきましょう。

そのためには在職中に動いておく必要があります。

飲食で働く中、勉強時間を確保するのは大変ですが1日1時間、期間を決めて頑張りましょう。

即した資格を習得

とんちんかんな資格を取っても意味がありません。

もっと言えば、

だれでも取れるような民間の資格は私の経験上あまり意味がありません。

税理士・会計士・理学療法士の方は

たくさん勉強をしたから資格をゲット出来て高い所得を得ています。

難しい資格だからこそ価値があるというわけです。

税理士さんほどではなくとも

  • 食品表示検定
  • 惣菜管理士
  • レストランサービス技能検定

など、権威性があってちょっと勉強すれば取れる資格はたくさんあります。

是非チャレンジしてみて下さい。

食品資格難易度ランキング一覧 こちらのサイトを参考にしてみて下さい。

基礎スキルをアップ

基礎スキルというのは、言い換えれば「調理師・料理人において当たり前」に出来る職務です。

大きく分けると

食の知識

調理の技術

となります。

食の知識では、

調理師免許を取るときに勉強した公衆衛生学、食品学などを復習しておくといいです。

調理の技術では、

すぐに習得出来るものではないので、ありのまま今の仕事でやってきたことを強調します。

専門スキルをアップ

専門スキルをアップというのは、意外に簡単です。

つまり「好き」を掘り下げる事。

調理師・料理人の場合であれば

  • 専門調理師免許の取得→調理師のレベルを格上げ
  • ワインや日本酒が好き→ソムリエ資格、または特徴を簡潔に伝えることが出来る
  • 真空包装機が得意→真空調理のノウハウを誰よりも知っている
  • 英語が得意→インバウンド客への対応スキル
  • パソコンが好き→WEBマーケティング、分析をやってみる

「好き」を掘り下げれば、自然に専門性へと繋がってきます。

専門性が高くなればなるほどお店や企業はあなたの価値を認め、採用の可能性がアップするわけです。

転職エージェント

求職者の転職活動をサポートする転職エージェント会社はたくさんあります。

その中で、大きく分けると総合型特化型というタイプに分けることが出来ます。

総合型…大手リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaさんなど

特化型…飲食業界では、フーズラボ、クックビズ、キャリアメニューさんなど

私がおすすめするのは総合型で1社登録、特化型で2社登録。

それぞれの強みを最大限に引き出して採用を勝ち取ります。

総合型

リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaさんなどが有名です。

総合型は幅広い業態・業種の仕事を取り扱う総合的な転職エージェントという感じ。

職務経歴書や履歴書などのノウハウが特に優れているので是非利用してみましょう。

この2つの書類はマイナビさんのノウハウが素晴らしいので参考にしていきます。

職務経歴書テンプレ|マイナビ転職 こちらを参考にして下さい。

特化型

特化型は、特定の業態を専門的に扱う転職エージェントです。

飲食業界だけでなく、看護師・管理栄養士・薬剤師さんなどを専門に扱うエージェントもあります。

飲食業界は人材不足の波を受け、調理師や料理人がとても貴重な存在です。

すこしでも条件の良い職場を一緒に探してくれます。

飲食特化型のおすすめエージェント会社はこちらの記事を参考にして下さい。

強みを活かした選考

総合型は幅広い求人を取り扱っていますし、書類ノウハウも素晴らしいものがあります。

特化型ももちろん書類ノウハウや面接ノウハウを教えてくれますが、

その業界に詳しい方がアドバイザーとして対応してくれるので意思疎通の無駄がありません。

それぞれの強みを活かす意味で、

総合型を1社登録・特化型に2社登録

すれば、漏れのない転職活動が出来ます。併用はもちろんOKです。

アドバイザーの選考

登録をすればすぐにすり合わせの確認電話が来ます。

その後、担当となるキャリアアドバイザーから連絡が来るわけですが、どうしてもお互い人間なので

合う合わないっていうのが出てきます。

ん~この人と合わないな…と感じたらなるべく早く担当変更のお願いをして下さい。

理不尽に合わないという理由で変更依頼するのは一般論としておかしいですが、的を得た理由であれば転職エージェント会社も理解してもらえるはずです。

あなたの生涯働く仕事を一緒に考える人なので、悔いのない人選にして下さい。

希望内容の共有

担当となるキャリアアドバイザーが配属されたら、あなたのすべての希望内容を共有します。

この共有はとっても大切です。

伝わったと思っても出してきた求人が違った、要望とかなり違うなんてことはよく聞きます。

希望内容をしっかりと伝え2度手間せず効率的に進めていきましょう。

アドバイス

自己分析をして、企業リサーチもして自分の理想の企業や店を探したとします。

その主観は間違っていないのですが、

キャリアアドバイザーから見てあなたの強みを活かした職種の提案にも耳を傾けましょう。

例えば、

 料理が大好きで厨房で働きたい

 対話力やコミニュケーション能力も高いので企業の商品開発が合っていると思います!

自分の希望はもちろん大事にしたうえで、第三者からの強みの指摘は嬉しいもの。

人と接するプロであるアドバイザーのアドバイスは是非聞いてみて下さい。

思いがけない自分を見つけることが出来ますよ。

情報収集

転職エージェント会社はあらゆる角度から企業やお店の情報を持っています。

特に、特化型転職エージェント会社さんは人材管理システムなど人財紹介とは別の事業展開もされているの場合もあるので、企業特有の情報を得られることが出来ます。

情報がいくらあってもいいのでとにかく集めておきましょう。

頼り過ぎない

矛盾しているかもしれませんが、転職エージェント会社さんに頼り過ぎないことも大切です。

結局決めるのは、自分自身。

いくら信頼のおけるアドバイザーが居たとしても最終的には自分が決めます

責任を持つことはもちろんですがこの決断がないとその後何かあった場合、納得できないからです。

決めて駄目だったらやり直せばいいんです。

円満退社

2か月前に伝える

法令上

民法第627条により、期間の定めのない雇用契約(一般的な正社員)の場合、退職希望日の2週間前までに退職の意思を申し出ることで退職が可能。

就業規則

一般的な企業の就業規則は、退職を申し出る期限を1〜3ヶ月前と設定。

極論、法律上でいえば2週間前ですが、一般論として1~3ヶ月前がベストです。

飲食業界で正社員の場合、引継ぎもかんがみれば2か月前で問題はないかと思います。

ポジティブな退職理由

退職理由は、前向きな理由を伝えます。

例えば、

  • 更なるステップアップを目指して次のお店に行きたい!
  • 違う環境で自分のちからを試したい!などなど
筆者
筆者

今まで理不尽に怒っていたのに「辞めたい」と伝えた瞬間に態度がガラッと変わることも少なくありません!

ポジティブな理由を言うと、お店側は全力で引き留めようとします。

強い意志をもってお断りしましょう。

真意は言わない

ホントの辞めたい理由があるんじゃないの?

ポジティブな退職理由を徹底すると、必ずと言っていいくらい探ってきます。

人間関係、店自体が嫌になった、一刻も早く出たいなど真意はもちろんあると思いますが、そこは

ぐっとこらえて真意は言ってはいけません!

真意を言ってしまうといい事なんて一つもないからです。

飲食業界への転職の場合は特に横のつながりがあり、どこで何を言われるかわかりません。

鉄仮面のごとく「真意を言わない」を貫いてください。

有給消化

円満退社に向けて進むと同時に、言わないといけないことは言いましょう。

それは、当然の権利だからです。

有給休暇は5日間取得が義務化されました。

企業側は法令順守にもとづき、労働者の有給休暇付与日数、取得日を正確に管理、把握して厳守する必要がある為、退職を伝える前には必ず把握しておきます。

有給休暇付与日数のルール①
  1. 6か月以上の継続勤務
  2. 出勤率8割以上

正社員においての有給休暇付与日数は、勤続年数によって増え、

契約社員などの有期雇用労働者も以下のルールに沿って計算します。

継続勤務年数付与日数
半年10日
1年半11日
2年半12日
3年半14日
4年半16日
5年半18日
6年半以上20日
有給休暇付与日数ルール②
  • 継続勤務が6か月以上から10日間付与され、その後勤務年数によって最大20日間まで増加

最大付与日数は6年半以上の20日間でこれ以上は増えません。

有給休暇について

引継ぎ

引継ぎは全力で取り掛かりましょう。

引き継ぐ相手がいない場合は、店主または先輩にしつこいくらい共有しておきます。

引継ぎはしつこいくらいがちょうどいいんです。

退職してから、

○○が抜けている、引継ぎが出来ていないなどと陰口を言われないようにしましょう。

茶菓子、手紙

最終日には、茶菓子とちょっとした手紙を添えて会社やお店を後にします。

社会人としてのマナーとして捉えてもらえれば大丈夫です。

『 飛ぶ鳥跡を濁さず 』まさにこのことわざの通りです。

たとえ短い期間であったとしてもお世話になったのは間違いありません。

お世話になった気持ちを表現して感謝を伝えましょう。

退職後挨拶

転職後、生活にリズムが出来たら前の働いたところに食べに行ったり、

挨拶に行く事をおすすめします。

飲食業界では特に横のつながりがある為、何があるかわかりません。

なので良い関係を築いておくことはプラスの要素しかないので1度は行ってみて下さい。

履歴書&職務経歴書

転職を決めて実際に行動する第一歩が、履歴書・職務経歴書を書くことです。

飲食ではアルバイトから正社員になったから書いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

特に飲食から異業種への転職には重要で、適当に書いたら必ずと言って不採用となります。

面接までいけるよう8つことを取り入れていきましょう。

大手転職サイトの添削サポートを活用

大手リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaさんが無料フォーマットをネット上にアップしてくれています。

そして、飲食特化エージェント会社さんもアドバイザーを通じて職務経歴書のフォーマットや書き方はレクチャーしてくれます。

なので同じ飲食業界への転職では、飲食特化エージェントさんのレクチャーで十分。

飲食業界から異業種の転職はハードルが高くなるので総合型の転職エージェント会社さんのレクチャーを受けて書いていきましょう。

参考にして個性を出す

無料フォーマットやレクチャーを受けていざ書く(入力)わけですが、あくまでも

参考までにして下さい。

そっくりそのままコピペというのは確実にバレますし、思いは伝わりません。

特に異業種であれば人財部という部署が存在し、何百人もの履歴書・職務経歴書を見ているので一発でわかると言われてます。

実際、私が働いている食品会社の人財部も「すぐわかる」と自負していました。

あくまでも参考にして、自分の言葉で書き出していきましょう。

本命は手書き

なにが何でもこの会社、お店に入りたいという

本命は手書きで書きます。

ちなみに私は手書きで書きました。

字は綺麗ではないですがすごく一生懸命書いたのを覚えています。

誤字脱字があれば初めからやり直さないといけないリスクはありますが、

一生を左右するであろう書類なので書く時間(2時間程度)なんて大したことはありません。

証明写真は写真屋さん

証明写真は当たり前のように、スピード写真で終わらせる人がいますが

かならず写真屋さんで撮ってください。

おなじ飲食で自信があったり、人手不足で大丈夫だろうと感じたらスピート写真でもいいと思いますが

基本的には写真屋さんで最高の1枚を撮ります。

人はまず写真の表情で判断するという事を理解しておいてください。

それがわかれば断然いい写真が必要ですよね。

ポジティブな内容

書類は、すべてポジティブな内容で書きます。

実際ネガティブな出来事もあったかもしれませんが、面接前の書類では書く必要はありません。

面接に進んで、資料をもとに質問があったら答えればいいんです。

 退職理由で、「厨房内では長年良いコミニュケーションが取れていたが、料理長と方向性の意見相違により退職」と書いてありますが具体的などんなことがあったのですか?

 はい。料理長は威圧的な行動を取るようになり、私も委縮する状態になりました。業務内容も違和感を感じていたのでこれ以上続けることは困難だと判断しました。

このように選考書類で気になる箇所があれば、面接官は質問をしてきます。

その質問をある程度予想して準備しておけば問題ありません。

マイナス面は掘り下げない

特に学歴や職歴の欄に時系列ですべて書く必要はありません。

すべて書いたら欄が収まり切れない可能性もありますし、大した内容がなければ省略します。

例えば、「浪人」「1年バイトだった」「3ヶ月療養した」など客観的にあまり意味をなさないと感じれば、書く必要はありません。

これも面接時に面接官が気になったら質問が来るので、その時に答えればいいんです。

実績は課程が大事

職務経歴書には、「実績」も書きます。

数字を入れて完結に書くのが一般的ですが、企業やお店側はその過程を重要視しています。

例えば、こんな感じです。

【実績】

食材ロス廃棄率を5%から2%に削減

・日々の声かけ・賄いでの促し・余剰食材リストの見える化 の3つの方法で改善

アピールはもちろん大切ですが、

どのような行動を取ってきたのかというのが興味を抱くポイントです。

面接官が、あなたをもっと知りたいと思わせる書類を作りましょう。

書き過ぎ注意

あまりの熱意で、文字を書き過ぎる時がありますが注意しましょう。

書類をパッと見た時に文字がびっしり書いてあったら、あまり読む気がしないですよね!?

適度な文字数で、わかりやすく丁寧に熱意を込めて書くのがベストです。

面接

書類選考が通ったらいよいよ、面接です。

採用となるために抜かりなく準備しておきましょう。

言葉遣い

当然の事かもしれませんが日ごろから意識していないと、面接の場でも言葉に出せません。

例えば、

  • すいません→『すみません』『申し訳ありません』
  • なるほどですね→『かしこまりました』『承知いたしました』
  • この会社、貴社→『御社』
  • すごく→『非常に』
  • 言いました通り…『先ほど申し上げた通り』
  • 知らないです→『存じ上げません』
  • 後で…→『のちほど…』

この間違いやすい言葉させ押さえておけば大丈夫です。

私がそうだったんですが、正直厨房で料理ばかり作っているとかしこまった言葉を使うシーンなんてありません。

面接の時だけ自然に使えるなんて無理でした( ;∀;)

✖『すみません』〇『すいません』なんて、指摘されなきゃわかんないですよね!?

なので、頭の中でイメージする事はもちろん言葉を発して練習をしてみて下さい。

マナー

いくら料理経験があって、輝かしい実績があったとしても社会人・人としてのマナーが出来ていないと落とされます。

人手不足だから大丈夫だろう…なんて気持ちで通るのは、それなりの職場しかありません。

面接での基本的なマナーは、これだけ覚えておけば大丈夫です。

  • 会場への到着時間:指定時間の5~10分前
  • 受付での対応:受付で訪問の趣旨を伝え、取り次ぎをお願い
  • 入室時:
    • ドアを3回ノックして「どうぞ」と言われたら入室
    • 入室後ドアに向き合って閉める、後ろ手で閉めるのはNG
    • 面接官に「本日はよろしくお願いいたします」とあいさつして一礼
  • 面接中の姿勢:背筋を伸ばし、手は軽くひざに乗せておく
  • 退室時:
    • 終わったら、椅子の横に立ち「ありがとうございました」とお礼を伝え、一礼して退室
    • ドアを静かに閉めるよう注意して、見送られる場合も最後まで気配りを忘れずに

私がおすすめするのは、面接会場に1時間前に到着してまずは場所を確認。

近くのカフェで心を落ち着かせてから再び会場に行きます。

面接イメージが整理出来るし、心が安定するのでリラックスして面接に挑めますよ。

即戦力

次は、面接で企業やお店がもっとも気になる事のひとつでもある『即戦力があるか・ないか』です。

新卒の扱いと大きく違うところがこの部分。

すぐに活躍できるのか!?そんな疑問を解消するアピールが必要です。

例えば、

いつから弊社で働くことが出来ますか?

こんな質問があったとしたら、

○○ヶ月後です。または、在職先と退職時期を確認中です。

など明確な返答が出来るように準備しておきます。

また、

すぐにでも欲しい人材だ

面接官に対してこんな感情を与えるアピールが出来れば100点満点です!

再現性

中途採用においての面接官は、『再現性があるか・ないか』も見ています。

再現性とは

同じ条件や手順の下で同じ事象が繰り返し起こったり、観察されたりすること

過去の実績アピールの中で、

うちの会社であればどんな活躍ができるんだろうか…

そんな疑問を解消するアピールが必要です。

そこで大切なのが、輝かしい実績よりも

実績までの『課程』

  • どうしてそのような考えで行動したのか?
  • 出た結果に対してどんな行動をしたのか?
  • どんなトラブルを乗り越え行動したのか?

うちの会社に入ったら、過去とおなじ実績またはそれ以上の実績は出してくれそうだな。

面接官に対してこんな感情を与えるアピールが出来ればさらに、採用確率が倍増します。

自己練習

とは言え、

面接が得意な人なんていないので自己練習は必須だと思ってます。

厳しい意見を指摘してくれる友人か、先輩にお願いして練習をしてみましょう。

私の最近のおすすめはChatGPT(チャットGPT)を使った面接です。

これなら気兼ねなく、しかもリアルに面接の自己練習が出来ますよ。

模擬面接

転職エージェント会社が行っている『模擬面接』を活用しましょう。

担当のキャリアアドバイザーが面接官にふんしてリアル面接練習をしてくれます。

赤の他人で、たくさんの人を見てきたキャリアアドバイザーですから的確な指摘をしてくれます。

模擬面接サービスは是非活用して下さい。

熱意

面接官は何百人と人を見てきたプロです。

あなたの所作、発言からいろんな判断をしてきます。

根底として意識しておかないといけないのが、

『ほんとに熱意をもって面接に来ているのか』を見られています。

元気で明るい人だけを採用するというわけではないですが、

口下手でも、人と話すのが苦手でも、

熱意って伝わります。

逆に会話が上手で、いくら優秀だっとしても

熱意が感じられない人は採用されません。

これはハードルが高く(=求人倍率が高い)なればなるほど見透かされます。

お礼状

一番大事な面接が終わったら、もうひと頑張りしてお礼状を書きましょう。

疲れを振り絞って終わった直後に書いて、即効でポスト投函します。

そこまでしなくても。と言われるかもしれないですが、やらないよりやった方が良いですし、もし不採用であったとしてもやり切ったという区切りとなるからです。

私流でシンプルな内容を例にしてますので、画像を活用して下さい。

その中でポイントは、『私自身もとても勉強になりました。ありがとうございます。』という文面。

全体文としてここだけすっきりしないと感じるかもしれませんがそこが狙いです。

かしこまった文面の中で

しっかりと自分の言葉を入れること

つまり、テンプレでない印象が伝わります。

大谷翔平選手も確か、『運』という項目を入れていたと思います。

目標に向かって進むうえで何か知らないパワーが欲しいものです。

あなたに『運』を引き寄せる行動で内定を確実なものにしてきましょう。

悪口を言わない

あなたの周りに全く人の悪口を言わない人っていませんか?

その人は、人から好かれ信頼がある人だと思います。

転職活動期間だけでもいいので

悪口を言うのを控えて、ポジティブな発言を意識していきましょう。

褒める

人を褒める言葉は、ポジティブな行動のひとつです。

まずは在職中の同僚から始めてみて下さい。

とにかく相手の良いところ、強み、得意なところ、すごいなと思うところを考えてそれを伝えます

ずっと思ってたんだけど、○○さんって綺麗な仕事するよね!

何気ない会話で大丈夫です。

とにかくいいところを見つけて褒めてあげてください。

そうれば、何かしら良い事が返ってきます。

運動

適度な運動は『運』を呼び寄せます。

同じ漢字ですしね!!

帰り道のチョコザップでも、散歩でも、休みの日に自転車でも。なんでもいいので体を動かします。

頭がすっきりするので、物事を考える時にはとてもいいと思います。

靴を磨く

今あなたが使っている調理靴はどうですか?

仕事が出来る人はだいたい足元を綺麗に保っています。

今私は革靴を履いていますが、それなりに良い靴です。帰宅後には必ずさッと磨いて明日に備えます。

人の目線は足元にいくので自然と靴の状態とあなたの印象をリンクします。

ホールのお客さんから呼ばれて、調理靴が汚いコックさんより

きれいな調理靴のコックさんの方が美味しい料理をつくりそうですよね!?

お店の印象も変えかねません。

それくらい足元の靴は大事です。

掃除

掃除も『運』を呼びよせます。

整理が出来ていない人に、良い話は来ません。断言します。

あたまを整理する意味も込めて、身の回りはつねに綺麗にしておきましょう。

感謝

人に感謝すると『運』が付いてきます。

よく心の中で思っているという人がいますが、口に出さないとそれは伝わっていません。

口にだしてしっかり伝えることで、

感謝は初めて伝わります。

私を含めて、意外に『ありがとう』って言ってません。

まず『ありがとう』を意識的に使ってみて下さい。この言葉は、いくら使っても大丈夫です。

ゴミを拾う

職場で足もとにゴミが落ちていたらどうしますか?

迷わず拾ってゴミ箱へ捨ててください。

大谷選手の言葉を借りると、人が捨てた『運』を拾っているんです。

外出先でがんばってゴミを拾う必要はないですが、働いている職場では実践してみて下さい。

気持ちが良くなりますし、その行動は誰かが見ているので必ず良い方向に進みます。

ボランティア

時間に余裕があれば、ボランティアに参加します。

募金も一つの例ですね。

簡単なボランティアでもいいので、やってみましょう。

堅苦しく社会貢献だからと思う必要はなく『みんなのために』と思って始めたほうが気が楽です。

いろんな人と話すことが出来ますし、価値観も変わってきますよ。

やる事リストで筆者が伝えたいコト まとめ

私は18歳からがむしゃらに料理の世界に入り、料理のことしか知らないおとこでした。

飲食業界での転職(お店を変える)を10回以上、異業種への転職(現食品メーカー)を1回してから

料理以外の知識を身に着けることが出来ました。

『転職』はまだ良いイメージがないかもしれませんが、

自分をレベルアップさせるためにはすごく良い方法だと思ってます。

ご自身の強みを最大限に活かして進めていきましょう!

無料Excelダウンロード 調理師・料理人向けのやる事リスト

調理師転職のマンダラーシート原本はこちらをクリックすればOKです。

自分流にアレンジしてスマホに貼り付けておこう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました