炊飯鍋と炊飯器の比較 【どちらがおすすめなのか決定的な差を解説】

食の知識
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食に携わる仕事をして早24年以上の筆者。消費者側と提供側の視点を持っていると自負しています。妻も私に負けないくらい料理が大好きで食を通して家族はいつも笑顔がある生活を送っています。私たちの実体験による記事を読むことでどっちにしようかなと迷っている方に確信を得て頂けると思います。

結論 炊飯鍋がおすすめ

私たちは子供時代から独身時代を経て結婚生活3年目まで炊飯器を愛用していました。その理由は特に考える余地もなく皆さんと同じ当たり前のように炊飯器を使っていたのです。結婚して4年目になると、疑問を持ち始めました。当時住んでいたアパートのキッチンで考えていたことを記していきます。

収納スペースが狭いのに炊飯器が場所を取る

家賃6万円地方の賃貸住宅で妻と当時2歳の長男と3人暮らしでした。そもそもキッチンは狭く収納もいまいちだったので不満がありました。5合用の炊飯器を結婚当時確か親から頂いたのですが、本体が大きくて場所を取っていました。大きい上に重量もあるのでキャスターラックを購入しデッドスペースに収納する作戦もしましたが蓋が上の棚にあたり開けずらいなどの理由で結局対面調理台の天板に鎮座するか、調理台に鎮座していました。その存在感たるやなかなかのものでした(笑)

見た目がダサい

他の製品ではもっとおしゃれな炊飯器があるかとは思いますが当時使用していた炊飯器は”THE炊飯器ここにいるぞ”という感じで主張がすごかったんです。色は黒っぽいネイビーでした。頂いたものだし機能性は特に問題ない。我慢するか…電化製品は、いつか壊れるから買い替えるのはその時だね。と夫婦で話したのを覚えています。

白ご飯をそんなに食べない

3人家族で当時1日2合で十分でした。夫婦は朝パン食、妻は昼麺類またはご飯少し、私は外食、夜は妻と私は白ご飯を控えてお酒をたしなむ。2歳の長男は食べる量はしれておりごくわずか。結婚当初も2合だったのに長男が2歳になっても1日2合で十分足りていました。

白ご飯を保温する必要はない

2合で十分なのですから、保温する必要はありません。保温していたら電気代もかかりますし、美味しくありません。冷凍庫とレンジももちろんあったので冷凍ごはんで保管しておくというやり方でした。

以上の理由で、炊飯器は要らないなと確信しました。

電気代について

度々炊飯器と炊飯鍋のエネルギー消費問題が議論されますが、結論そんな大した金額ではありません。詳しく説明をされているサイトをご紹介していますので一読頂けたらと思います。

炊飯器で炊く場合の光熱費(電気代)や購入費は?

炊飯器でご飯を炊く場合の光熱費(電気代)は炊飯器の種類によっても異なりますが、おおよそ1回につき4.3円程度。

保温機能を使って保温をした場合は、1時間あたり0.5円程度の光熱費がかかります。

(電気代は27円/kWh、消費電力は炊飯時158Wh、保温1時間16.5Whで計算)

1日2回ご飯を炊いて、それぞれ2時間ずつ保温をした場合の光熱費は合計で10.6円程度。

炊飯にかかる光熱費はとても少ないですね。

経済産業省の発行する「省エネ性能カタログ2020年版」によると、保温時間や待機電力も含めた炊飯器の年間消費電力の2019年平均は82.89kWhで、電気代は約2,238円になります。

炊飯器と土鍋炊飯の光熱費比較!それぞれの節約方法やメリットデメリットも | エコ料理 | TagTagエコライフのすすめ|北ガスマイページTagTag (hokkaido-gas.co.jp)より引用

炊飯鍋の良さ

前述したような理由で炊飯器を手放す事にしました。そこで購入したのが当時からいいなと感じていた”炊飯鍋”です。旧家(築50年のボロ家)ではガスコンロで使っていましたし2024年現在新居でIHクッキングヒーターのラジエントヒーターで炊飯鍋を愛用しています。炊飯量ですが子供が2人増え家族5人となっていて毎日3合または4号炊いています。

美味しい

旧家のガスコンロはもうむちゃくちゃ美味しかったです。ガス火で炊くとこんなに美味しんだと感動したのを覚えています。ガスコンロには設定として炊飯モードがあり押すだけで勝手に火力調整し美味しく炊いてくれます。新居IHクッキングヒーターでは手前2口がIH、奥がラジエントヒーターですがここで炊飯しています。設定がなかったのでかなり試行錯誤しましたが今は”強のタイマー11分”で完璧です。冬はプラス5分延長してください。IHのラジエントヒーターはガスコンロにはかなわないですが満足のいく仕上がりです。あと、個人的にご飯を炊くときに1番大事だと思っているは浸漬時間です。お米を研いだ後最低30分、欲を言えば3時間程度漬けたほうが美味しく出来ます。


ガスコンロ(直火)専用 IH使用の場合はカセットコンロを使えば20分で炊飯が出来ます。しかしデメリットはカセットコンロは自動消火出来ません。

すぐ炊ける

炊飯器は一般的に50分、早炊きモードで30分。

炊飯鍋は、事前に浸漬しておけば20分で炊くことが出来ます。

容易に収納出来る

他の鍋と同じくキッチン収納スペースにすっぽり入ります。白ご飯を炊いて食事をして収納しればいいんです。重たい炊飯器のようにわがもの顔で鎮座はしません。

本体価格メリット大

目安ですが、炊飯器は5,000円~8万、炊飯鍋は5,000円~2万円

白ご飯を保温する必要はない

一度炊いたご飯がもしも余った場合、皆さんご存じのように冷凍をすればいいんです。我が家では冷凍ご飯も美味しく食べたいので炊いたご飯をラップまたはトレーに入れて放熱。熱が取れたら冷凍庫の急速冷却引き出しにいれて冷凍、その後決めた冷凍スペースに入れるという具合です。ご飯が必要な時が来ればレンジで加熱すればいいんです。その方が、一定時間保温するよりご飯を美味しく食べる事が出来ます。

おしゃれなデザイン

炊飯器はいくらデザインをおしゃれにしても生活感はにじみ出てきます。同じ生活感が出るのであれば日本っぽいしゅっとした黒光りする土鍋があったほうがいいと思っています。ちなみに写真は実際の筆者愛用の炊飯鍋ですがデザイン的にはいまいちで昭和感ありますね(笑)

故障しない

炊飯器は生活家電ですので必ず何年か使い続ければ不具合が生じてきます。炊飯鍋もゼロではありませんがそれは落としたり、蓋が割れたりとヒューマンエラーによるものがほとんどです。

炊飯鍋の悪いところ

良いところばかりではありません。①落としたら割れる可能性がある②保温出来ない事 しかしこの2点実は、良いところと表裏一体でその人の考え方によるものが大きいと感じます。また筆者のようにIHクッキングヒーターで設定がない場合、またはラジエントヒーターがなくてカセットコンロで炊く場合など最初はかなり炊飯時間の試行錯誤を要します。

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炊飯器のように炊飯タイマー設定が出来ないのも悪いところかもしれません。しかし筆者は全くストレスを感じておらず、次の朝炊くご飯は夕食後セットしておきます。起床時にピッと強の11分で後は放置、タイマーがなったらラジエーターの上に乗せたまま10分程度放置しその後全体を混ぜて完成です。


筆者が使用しているRinnai製 デメリットはラジエーターまたはガスコンロ、カセットコンロのみの使用。IHクッキングヒーター対応していません。

炊飯鍋と炊飯器の比較 【どちらがおすすめなのか決定的な差を解説】まとめ


炊飯モード設定もあり約30分で炊けます。筆者は旧家で手作りPIZZAを魚グリルで焼いていました。ガスはやはり焼き上がりが違いますね。

モノの考え方でそれぞれ違うかと思います。筆者は断然炊飯鍋を押しています。私たちの経験を活かして参考にして頂けたら嬉しいです。

余談ですが、日本人の主食である”お米”は物価高騰の中大きな値上がりをしていない食材の代表格でもあります。改めてご飯の良さを知り、美味しい食べ方を知ることでより豊かな生活を送ることが出来ると思っています。

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