2年間修業した筆者のイタリア料理留学の体験談をもとに、どのような準備・行動をすれば危ない目に合わずに済むかを事前に認知してもらい有意義な留学を送ってほしいと思います。
父ちゃん、そもそもイタリアって治安悪いの?
同じヨーロッパのフランスや、スペインの方が観光中の被害は多い印象はあるよ。父ちゃんは2年間危ない目には合ったことはないんだ
ヨーロッパで危険な国トップ10とは
情勢により状況は変わっていくいう前提ですが、基本的には数か月で治安が改善するという状態は難しく中長期的な見解が必要となってきます。下記は、詳しいサイトからの引用となります。(GPIスコアを基準として算出してます)イタリアはトップ10にはランクインしていません。(イタリアは24位 GPIスコア 1.662)意外な事に、同じ料理留学先として人気のフランスが4位となっています。事実私の妻も妻の姉と旅行に行った際に電車内でスリの被害にあいました。
こちらのランキングは参考程度に認知してもらえばいいかと思います。
- ウクライナ
- トルコ
- コソボ
- フランス
- セルビア
- キプロス
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ギリシャ
- モンテネグロ
- アルバニア
世俗的な | ヨーロッパで最も安全で最も危険な国は? (wereldreizigers.nl)より引用ユーモラスなレッスンでイタリア語学習【gymglish】
リスク回避する方法
実際にリスクを回避する方法をご紹介していきます。被害が多い順に記述しています。
置き引きやスリの被害を回避
特に観光時に起こり得ます。荷物や財布、特にスマホは注意する必要があり日本の感覚でテーブルの上に置いておくとほんとに危険です。APPLE社のアイフォーンは高値で取引をされており警戒心がない日本人を狙っている場合があります。とにかく肌に離さず持ち歩く必要があります。
留学中においては、基本的におしゃれをしないのをおすすめします。身なりは悪い事を企んでいる人間にとって重要な要素で外見からお金を持っていそうかどうかを判断されますので、ごくごく一般的な服装、なんだったら筆者はジャージなど少しみすぼらしい恰好をして生活をしていました。リュックや、カバンなども同様に使い古したものを使用するのをおすすめします。町に溶け込んだ住人となる事で被害は大きく軽減されるでしょう。
詐欺被害を回避
携帯ショップ、食べ歩き、観光に置いて上乗せ請求をされ詐欺に合う場合も少なくありません。特に、有名な観光地であるローマ、ミラノ、ナポリなどは標的にされ早口のイタリア語でまくしたてられ結局払う羽目になる場合があります。支払いに関しては、ネット上では現金を避け、請求をしっかりと確認してクレカ支払いがいいとありますが筆者は現金払いがいいと思っています。それは、今持っている金額が限度額であり把握が出来る事、もし詐欺にあったとしてもこの心構えがあれば心やお金のダメージはそこまで感じません。
詐欺被害において、イタリア語の日常会話が事前に出来ていればそのほとんどが防ぐ事が可能です。どうしても料理留学を目的としている場合、この日常会話の習得がおろそかになっています。
詐欺被害を回避
日本の感覚で夜8時以降町を出歩く行為は、”どうぞ犯罪をして下さい”と言っているようなものです。夜8時以降外出しなければならない場合があれば、必ず信頼を置ける友人と一緒に出掛けてください。しかも、所持品は最低限のものとしてく必要があり、何かしら起こった場合最低限のリスクで回避が出来るからです。
危険な地域に行かない
観光地であってもこの地域は危ないから行かない方がいい。という情報は必然耳に届いてきます。特に大きな都市では、表向きは綺麗で明るい街並みかもしれませんがすぐ近くの裏路地など犯罪が多い場面が少なくありません。その連中は、言葉がわからない・押しに弱い・言い返すことが出来ない日本人を標的にしています。
留学生活がある程度慣れてきた頃に、その危険な地域を忘れ緊張感のない行動をとっていると高い確率で悪い連中は寄ってきます。慣れてきたときには十分注意しましょう。
飲酒や薬物
慣れてきた頃に陥りやすいのがお酒の飲みすぎと薬物です。お酒に関して言えばビールはもちろんですが、イタリアはワインがとても手ごろに購入出来てしかも美味しいのがやっかいなんです。自宅でワインを飲んでいくうちにアルコールに慣れていき、外で飲むのも慣れてきて路上に泥酔しスリに合うという流れです。日本の飲み屋街、サラリーマンの泥酔した光景は今の時代でもよく見ますが海外でそのような光景はほとんど見ないと思います。それは、外国人は日本人以上にお酒に強い人種ですし、これ以上飲んでしまったらヤバイというブレーキを自分で持っています。そんな、感覚を留学生活する上で必ず持っておく必要があります。
薬物ですが、”大麻”は良く見かけますし、イタリア人同士でもハードルは低いように感じます。タバコのように紙で巻いて吸っている場合もありますし、燻して吸っている場合も見たことがあります。筆者は夏、野外のクラブに何度か連れて行ってもらいましたが結構な人数の若者が平然と扱っていたのを覚えています。事実、イタリアでは大麻の一部が合法化されていますが、厳格な規制があるようです。具体的には、医療用大麻が合法化されており、特定の医療条件を満たす患者に対して医師の処方箋に基づいて提供されています。ただし、娯楽目的や非医療的な使用は違法という具合です。
そのため、イタリアに留学する際には、大麻の法的な状況を理解し、法律を順守することが重要です。留学先での法律に違反することは、重大な結果をもたらす可能性があるため、留意することが必要です。
最後に
危険な目に合わないようにリスク回避する方法をご紹介しました。この行動を取る事はすごく大事な事なのですが、まずは現地イタリア人と堂々と会話が出来る語学力を身に付ける必要があります。それは日本にいる時に行動が出来ますし、実際イタリアに行った後で会話を学ぶというタイミングではかなり遅いのです。遅い=リスクが多いという認識で合っています。
人生でそう多くない貴重な留学です。有意義な留学生活にする為にも事前の語学習得をおすすめします。
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